医師監修

老視/老眼とは

人間の目は意識して何かを見ていない時でも自動的にピントをどこかに合わせています。遠くを見るときは水晶体を薄くし、近くを見るときは厚くしてピントを自然に調節しています。老眼とは、加齢によりこの機能が衰えて正しくピント調節できないことをいいます。

老視/老眼の症状

症状としては、大きい文字は読めるが、小さい文字は読みずらい、針に糸が通せないなどがあります。ピントを合わせようとしても時間がかかったり、ピントを合わせられなくなるのです。又、本や新聞を読むなど、近くの物を見る作業が目が疲れるといった症状が出てきます。
  
毛様体筋が収縮しても水晶体が硬くなり始めてるのでなかなか厚くならずピントを合わせるまでに時間がかかるからです。そして少ずつ近くの物にピントが合わなくなってきます。
  
始めは薄暗い所では見えにくく明るい場所なら問題ありませんが、徐々に明るくても見えにくくなります。「近視の人は老眼になりにくい」とよく言われますが、これは誤解です。通常、毛様体筋は弛緩しています。近視のある人は弛緩した状態で既に近くのピントが合っています。その為、近くを見るにそれ程大きく水晶体を厚くする必要がありません。その為、近視だと確かに老眼を自覚しにくいですが、遠くを見る様の眼鏡をかけた時にピントが合わなくなってきます。着実に加齢と共に老眼になるのです。

老視/老眼の原因

水晶体は見ている物との距離により厚さを変えてピントを合わせています。水晶体の厚さ調節を行っているのは水晶体の周りにある毛様体筋という筋肉です。近くを見るときは毛様体筋が収縮して水晶体が厚くなり、遠くを見るときは弛緩して水晶体が薄くなります。加齢と共にピントを瞬時に調整する力が弱くなるのは水晶体の弾力性がなくなったり、水晶体を支えている筋肉、毛様体筋が弱るからです。特に水晶体を厚くするのが困難になり近くにピントが合わせにくくなってきます。
  
老眼が始まる時期は人それぞれですが、多くの人は40歳を過ぎた頃から症状を自覚するようになります。加齢による、体の衰えになりますので、どんな方も早かれ遅かれ発症します。他にも首や肩などの目に繋がる血流が悪いと眼の細胞に酸素や栄養素が十分に届かなくなります。その結果、眼の老化を早め老眼の度も進みやすくなります。
  
特に冷え性の方やパソコンを長時間使用するデスクワークの方は要注意です。最後に活性酸素も眼の老化を早めます。活性酸素は大気汚染や食品添加物、喫煙、睡眠不足、ストレスなどで強く発生しやすいです。

老視/老眼の予防/治療法

眼の老化である老眼を予防するのに有効な物の一つがサングラスです。サングラスは太陽からの有害な紫外線から眼を保護する役割を果たします。紫外線は人体に有害なのは有名ですが光が強い場合には眼にも悪い影響を及ぼします。サングラスを使用して紫外線を防ぐ事で眼の老化にも歯止めとなります。老眼の症状が出てきたら、眼科に行き眼に合った老眼鏡を作ると良いです。眼鏡をかけない生活を送っていますと頭痛、肩コリ、吐き気、めまいなどの生活に支障が出てきます。
  
血行不良による老眼の進行を防ぐために、体の冷えに気を付け、長時間のデスクワークの人は時々立ちあがってストレッチをし全身の血流を良くしておく事が大切です。また、眼の指圧により眼球の血流が改善され、生理的な働きも活性されます。眼に必要なミネラルである、鉄、銅、亜鉛、マグネシウムは目の水晶体の測定から加齢と共に減少傾向になることも分かっています。老眼予防の為にも目に必要なミネラルの摂取を心掛け食事に気を配ることも大切です。
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