円形脱毛症えんけいだつもうしょう

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、円形や楕円形に脱毛症状が現れる病態です。一般的に五円玉や十円玉くらいの脱毛だと思われていますが、頭部全体に広がるものや、眉毛やまつ毛、体毛などに及ぶなど重度のものまで、症状はさまざまです。

円形脱毛症の症状

単発型


「単発型」とは、頭髪に円形型の脱毛が1箇所、または2~3箇所できてしまうものです。

多発型


「多発型」とは、脱毛が2~3箇所以上起こり、治っても何度も繰り返してしまうものです。

全頭型


「全頭型」は、多発型が進行してまばらに脱毛進行する場合と、最初から全てが抜けていくケースがあります。最終的には全ての毛髪が抜けてしまいます。

汎発型


「汎発型」とは、頭髪の髪だけではなく、眉や髭、脛の毛や陰毛など、体から生えている全ての体毛が抜けてしまうケースです。

蛇行型


「蛇行型」とは、生え際の髪が帯状に抜けていくケースです。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の主な原因には、以下が考えられています。

自己免疫疾患


自己免疫疾患とは、免疫が異常をきたし、自分自身を攻撃してしまう病気です。Tリンパ球という免疫機能が毛根を異物と間違え攻撃してしまうために発症すると考えられています。その激しい攻撃により毛根が傷み、髪の毛が突然抜け落ちてしまいます。いまだに、そのような異常が起こる原因は明らかになっていません。

精神疾患


精神的ストレスを受けると、それに抵抗するため交感神経が活発に働きます。交感神経は、心拍数をあげたり、体温を上げるなど、心肺を速く動かすなど、体がストレスに抵抗するための準備を行ってくれます。その際、精神的ストレスが強く、長期にわたると、交感神経が活発になりすぎてしまいます。

その結果、血管収縮が起こり頭部への血行が悪くなることから、毛根の栄養補給ができなくなり脱毛が引き起こされます。また、精神的ストレスは毛根への栄養補給を遮るだけでなく、自己免疫疾患や内分泌疾患の異常の原因にもなることがあります。

婦人科疾患


女性ホルモンには、発毛促進の作用があります。そのため女性ホルモンの分泌に異常があると、脱毛が起こります。

また、妊娠中は、体内の女性ホルモン値は通常の100倍以上に増加しているため、出産後に一気に通常値に戻ります。女性ホルモンが減少すると抜け毛につながることから、産後3〜4ヶ月後に抜け毛が最も多くなります。この際に、円形脱毛症になってしまうケースがあります。

円形脱毛症の治療

ステロイドや塩化カルプロニウムの外用薬、抗ヒスタミン薬やグリチルリチンなどの内服薬など、使用する治療薬は、脱毛の程度や期間によって異なります。

治療と並行して、ストレスが溜まらないように日々発散していくことも大切です。
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