脈の乱れの症状

そもそも、脈が乱れたからといって何らかの症状が必ず出るわけではありません。また、脈の乱れ方によっても現れる症状は異なります。

ただ、脈の乱れがひどいと、以下のような症状が現れることがあります。

脈が遅い場合


・めまい
・意識がなくなる(失神)
・息切れ

脈が速い場合


・動悸
・吐き気
・冷や汗
・意識がなくなる

脈が跳ぶ!? 危険な症状か否かの見分け方。

脈が乱れる原因

不整脈とは


脈が乱れることを「不整脈」と言います。

心臓の病気というと心筋梗塞などが有名です。ただしこれは心臓の血管が詰まる病気です。

不整脈は、筋肉でできている心臓を動かすための電気信号に不具合が起きる病気です。

不整脈の原因


加齢や体質が主な原因とされていて、年を取ると多くの人に不整脈が出てきます。

また、ストレスや睡眠不足、疲労によっても不整脈が起きやすくなるとされています。

そのほか、弁膜症などの心疾患のある人は、持病に伴うかたちで不整脈が起きることがあります。高血圧、呼吸器疾患や甲状腺疾患のある人も注意が必要です。

突然失神……!これって何の病気?!

脈の乱れの治療法

脈が遅くなるタイプの不整脈は、ペースメーカーを肩近くの皮膚の下に取り付けて電気刺激を与えます。

逆に脈が速い場合は、細い管を体内に入れて高周波を発し、不整脈が起きている該当部分の筋肉を焼きます。

そのほか、抗不整脈薬もあります。

不整脈には、治療しなくても特に問題ないものもありますし、治療の方法も不整脈の症状により異なります。治療方針については医師としっかり相談しましょう。