アトピー性皮膚炎の症状

アトピー性皮膚炎の主な症状には、次のようなものがあります。

・かさかさと皮膚の水分が少ない乾燥した状態
・フケのようなかさかさしたものが落ちる鱗屑がある
・赤い腫れがある
・ぶつぶつした小さなドームの形の盛り上がりがある
・大きめのごつごつしたしこりや強いかゆみを伴うことがある
・掻き壊したあとにできる、かさぶたがある
・水疱がある
・皮膚の浅い部分がはがれて、じくじくとただれた状態になる
・掻き壊しをくりかえして、ごわごわと皮膚が厚く硬くなってしまった状態になる


また、これらの症状は軽微・軽症・中等症・重症に分けられます。



























レベル 主な特徴
初期 主にカサカサ肌。腫れたりじくじくしたりはしていない状態です。
軽症 カサカサして赤みをおびている。皮膚がささくれだっている。白い粉をふいたように見える。皮がむけて落ちる。など
中等症 皮膚の乾燥、赤み、皮膚のささくれ、皮がむけて落ちるといった症状がひどくなります。腫れた部分が固まりになります。引っ掻いたような痕がついている状態です。
重症 腫れて赤みを帯びて盛り上がります。粉をふいたようになり、皮がむけて落ちるといった症状がさらに悪化します。



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アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因には、主に2つあります。
アトピーにかかりやすい体質やバリア機能が低下している皮膚状態などの体質による要因と、アレルゲンや皮膚への外部刺激などの環境による要因があります。この2つの要因が重なったときに、アトピー性皮膚炎の症状があらわれると考えられます。

(1)体質による要因
・アトピー素因によるもの
・皮膚のバリア機能低下によるもの
皮膚のバリア機能は外からの刺激や雑菌などの外敵が体内に入り込まないように、また体内から水分などがもれないように守る大切な機能です。しかし、この機能が低下すると角質細胞間脂質や水分を保つ天然保湿因子が減ります。その結果、角層のバランスが崩れて外からのあらゆる刺激やアレルゲンが侵入しやすくなってしまいます。

(2)環境による要因
●アレルゲン(アレルギー症状の原因となる物質)によるもの
・・・食物、ダニ、ほこり、カビ、花粉、動物の毛やフケなど
●アレルゲン以外の刺激によるもの
・・・汗、衣類による摩擦、ひっかき傷、洗剤等の日用品、化粧品など
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そのほか寝不足、過労、ストレスなどによるものもあります。


Doctors Me編集部から


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アトピー性皮膚炎の予防/治療法

予防


できるだけアレルゲンとなる物質を除去する努力や工夫をすることが予防、改善には大切です。しかし、神経質になり徹底してほこりやダニを排除しようとする必要はありません。あくまで清潔な環境を心がけることが大切です。

●掃除・お手入れ
・1日1回は掃除機などをかけるのが理想です。
痒みから強く掻くことで皮膚のかけらが落ち、ダニのえさになりやすいこと、ほこりの中はダニが生息しやすい環境であることから、こまめに掃除をします。

・ほこりの溜まりやすいエアコンフィルターや家具の上や電気のかさ等の掃除をします。
これらの掃除は先に済まし後から床の掃除機をかけることで、床に余計なほこりを落とさずに掃除することが可能です。

・ぬいぐるみ類、布団類は天日干し、もしくは布団乾燥機をかけます。
その後布団たたきでたたいたり、掃除機をかけるとダニの死骸を取り除くことが可能です。また、カバーなどに防ダニ加工を施したものを使用することも効果的です。

●換気
・こまめな空気の入れ替えが必要です。
・湿度50%以下、室温20〜25℃が理想的です。まめな換気、冬場は結露のふき取りを心がけることで維持しやすくなります。


治療法


治療の方法は個人によって異なります。医師と相談して適切な治療を行いましょう。

代表的なものは薬物療法です。塗り薬を使って治療を行います。ステロイドの塗り薬とステロイド以外の塗り薬がよく用いられます。また、かゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬やアレルギーに対する薬を使うこともあります。