アレルギーの症状


アレルギーは原因となる物質(アレルゲン)によりその症状が異なります。

よくあるアレルギーの症状


・くしゃみ
鼻水鼻づまり
皮膚のかゆみ腫れ
・発疹

日本人の約15%から20%前後がその症状に悩まされる花粉症の場合、鼻づまりや鼻水、くしゃみや目のかゆみなどが挙げられます。

食物アレルギーの場合、皮膚のかゆみやじんましん、患部の腫れなどが見られます。

アナフィラキシーについて


短い間に全身に激しい症状が起こるアレルギー反応です。

アナフィラキシー皮膚のかゆみや腫れなどに加え、咳などの呼吸器系の症状や意識障害などが起こります。

嘔吐したりや血圧が低下したりもします。

生命を脅かすほど血圧が低下しショック症状をきたした場合には、アナフィラキシーショックと呼ばれます。

具体的なアレルギーの種類一覧


花粉症/季節性アレルギー性鼻炎
食物アレルギー
金属アレルギー
薬物アレルギー

アレルギーの原因

アレルギー反応が起こる原因は現在の医学では解明されていません。

アレルギーの原因は、本来は身体に無害であるはずの物質に対し、体内の免疫が反応することで引き起こされることです。

しかし、その物質によってアレルギー反応が起こるかどうかには個人差があります。

アレルギー反応の個人差には以下が関係していると考えられています。
・生活環境
・遺伝
・アレルギーとなる物質にたくさん触れている(摂取している)
































アレルギー疾患名 起因物質
気管支喘息 ホコリ、ダニ、ペット、食物、体質など
アレルギー性鼻炎
結膜炎花粉症
ホコリ、ダニ、ペット、花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサ等)など
アトピー性皮膚炎 ホコリ、ダニ、カビ、食物、ストレスなど
食物アレルギー 乳製品、卵、小麦、そば、落花生、いか、おくら、かに、海老、アワビ、オレンジ、キウイフルーツ、りんご、牛肉、鶏肉、豚肉、大豆など
金属アレルギー ニッケル、コバルト、クロムなど

アレルギーの予防/治療法

アレルギーの予防法


アレルギー物質に触れない(摂取しない)ようにすることです。

普段の生活の中にもアレルゲン物質が多数含まれる場合、生活環境を見直すことによって予防することもできます。

アレルギーが疑われる場合で原因がある程度はっきりしている場合には、アレルギー検査が行われます。

原因物質を特定して、接種や触れるきっかけを減らすようにすれば予防になります。

アレルギーの治療法


●薬物療法
抗アレルギー物質を服用します。

●免疫療法
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)をアレルギー反応が出なくなるまで極端に希釈したものを定期的に投与し、時間をかけて徐々にふやしていくことで、そのアレルゲンへの免疫を弱めていく方法です。

どれも自己診断は危険ですので、アレルギー症状がある場合は医師に相談しましょう。

個人に合っている方法でアレルギー対策を行うようにしましょう。