しもやけ/凍瘡とは
しもやけとは、体が極端に冷えたことで部分的に腫れて硬くなったり、かゆみや熱を帯びたりする症状のことです。寒さのために、血行が悪くなったことで体の末端に炎症を引き起こします。特に、手足の先や、鼻、耳などに多く見られます。凍瘡(とうそう)とも呼ばれます。 特に寒い冬に症状が現れます。冷たい雨や雪によって足先や指先が冷え、しもやけが起こります。身体の末端でなくても、汗が引いて冷たくなった衣服が原因で起こることもあります。 しもやけになると、とても強いかゆみが襲います。何をしていてもかゆくてたまらなくなるのです。一度かかると二度とかかりたくないと思うほどのかゆみ。しもやけは雪が降る寒い地域の症状と思いがちですが、実際は寒い地域に限って起こる症状ではないようです。
しもやけ/凍瘡の症状
しもやけは体が冷やされたことにより、血行が悪くなりさまざまな症状を引き起こします。しもやけの症状は、以下のようなものがあります。
・手足の末端が赤く腫れ
・かゆみ
・熱を帯びること
しもやけの患部は赤く腫れあがる症状が多く見られます。かゆみを伴うため、かきむしると、傷になる場合もあります。また、しもやけの患部を温めることで痛みやかゆみがさらに強くなってしまうこともあります。
しもやけ状態のまま乾燥すると、皮膚がひび割れたり、赤くなって出血したりすることもあります。この症状のことを、ひびやあかぎれと呼ばれています。
●注意!しもやけがよく起こる場所
・指
・頬や鼻
・耳 など
しもやけ/凍瘡の原因
しもやけは、気温と体温の大きな差が皮膚の表面に影響を与えるとわかっています。しもやけの原因は、冷たい空気などにより身体が冷えることで血行が阻害され、炎症を起こすことにあります。また、靴などによる圧迫もしもやけを起こす原因となります。ヒールの高い靴は、足の血行の障害となる可能性が高くなってしまいます。
湿度もしもやけの原因になります。寒い季節には濡れた手足をすぐに乾かすことが必要です。手足から発生する気化熱が、皮膚の温度を極端に下げてしまいます。外気温と皮膚の表面温度の差をできるだけ少なくすることが重要です。
●しもやけは遺伝する!
しもやけは遺伝や体質も影響していると考えられています。家族にしもやけを患っていたり、しもやけの原因となる冷え性の人がいる場合は、より対策を行うようにしましょう。
しもやけ/凍瘡の予防・治療法
予防法
●血行を良くしよう
しもやけを予防するためには、全身の血行をスムーズにさせることが効果的です。特に、手足の末端などに十分に血液がいきわたるようにすると、しもやけの予防となります。
濡れた手足はすぐに乾かし、同時に靴の湿気も十分にとると良いでしょう。食生活においては、ビタミンEと多く含む食品を取ると予防に効果的です。
体を温めて、血行改善を意識することも重要です。適度な運動もしもやけの予防となります。寒い時期には、足に負担がかかる靴を履かないことも大切です。
治療法
しもやけの治療法として、かゆみ止めやステロイドを塗ってかゆみを抑える方法があります。
しもやけは重症化すると治療が困難になります。かゆみや赤みがよくならないときは医師に相談しましょう。
- このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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