眠れない症状

不眠には、4つのタイプがあります。

・なかなか寝付けない(入眠障害)
・眠りが浅く、途中で目が覚める(中途覚醒)
・朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
・しっかり眠ったにも関わらず眠った気がしない(熟眠障害)


本来であればこれらは一過性のものですが、1ヶ月以上にわたって症状が続くことがあります。

すると、心身の疲労が取れないために、体のだるさ意欲の低下、めまい、食欲の低下などの症状も現れるようになります。

眠れない原因

さまざまな原因がありますが、以下のようなものが挙げられます。

・生活や仕事上でのストレス
・昼夜逆転の生活といった睡眠サイクルの乱れ
・試験やプレゼンテーション前日の緊張感
・旅行などの楽しみ・興奮
・騒がしかったりまぶしかったりなどの睡眠環境
・カフェインの入ったドリンクや薬の副作用
・心身の病気 など

眠れない・不眠の対処法

睡眠時間に固執しない


よく「睡眠は〇時間が理想的」などと聞きますが、睡眠時間には個人差があります。

気にしすぎるとかえって眠れないことがあります。睡眠不足のときは、昼寝をすることも有効です。

日光を浴びる


太陽の光には体内時計を調整する働きがあり、朝浴びると夜にはちゃんと眠気が生じるようになっています。

ただし、夜に強い光(照明など)を受けると体が覚醒してしまって眠れなくなるので注意しましょう。

趣味と運動


体を動かして汗を流したり、没頭できる趣味を見つけて気分転換ができるようにしましょう。ストレスが溜まりにくくなります。

寝る直前の過ごし方が大事


寝る前は、とにかく自分をリラックスさせましょう。ぬるめのお風呂に入る、好きな音楽を聞く、などです。

ただし、お酒を飲むのは控えましょう。睡眠の質が悪化し、逆効果になります。

不眠症」の治療


不眠が長期間続くようであれば、精神科や心療内科で相談してみてください。治療は生活習慣の改善や薬物療法がメインになります。

現在使われている睡眠薬は安全なものが多いですが、体質に合うかどうかも含めてさまざまなタイプがあります。医師としっかり相談した上で服用してください。