食欲不振しょくよくふしん

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医師監修

食欲不振とは

食欲不振とは、食欲がすっかり失われてしまった状態のことです
食べ物を摂取しなければ必要な栄養素を摂取することができません。このような状況が長く続くと、心身に悪影響をもたらすことがありますので注意しましょう。

食欲不振の原因は、ストレスや夏バテ、運動不足などの生活習慣のほかにも風邪や胃炎など身体の調子が悪いことです。過度な疲労が食欲不振の原因と考えられるならば、心身を安静にして、回復させることが大事です。

食欲不振の時の食事にはお粥やリゾットなど、食べやすく栄養を取り入れることができるものにしましょう。夏バテの食欲不振には梅干しやめかぶが効果的です。栄養素の不足が気になるならば、サプリメントの服用が有効です。

食欲不振が長く続くときは、適切な医療機関を訪れることをおすすめします。内臓に病気を患っていることも見受けられますので、内科もしくは外科で治療を受ける必要があります。

食欲不振の症状

食欲不振の症状は、食欲がなくなり食べ物を食べようと思えなくなることです。
食べ物を食べないようになるので、栄養失調などの病気にかかる事があるために注意が必要です。

食欲不振は急に発症する事はほとんどありません。夏バテや胃腸炎になった時に表れます。

また、食欲不振によってさまざまな症状も現れます。
・倦怠感
頭痛
めまい
貧血

吐き気も症状の一つであり、空腹から吐き気を催しますが食べ物を食べていないために、非常に辛く胃液などしか出ないために辛いです。
他にも、睡眠不足も発症する事があります。これは、体が弱っており空腹時にはアドレナリンが分泌しやすいと言う事が理由として挙げられるために、何か口にしないとそういった違う病気を誘発しかねないために、発症した時にはすぐに治療する事が必要となります。

また、ストレスが続いていたり精神的に追い詰められている場合は心身症のひとつとして食欲不振となることも。

●女性の食欲不振
食欲不振の原因には、様々な疾患や心理的要因などがありますが、女性特有の原因として、更年期障害があります。女性は閉経を迎えると、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンの量が減少します。女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経の乱れが生じ、消化器の不調が起きて食欲不振がもたらされます。更年期障害による食欲不振は、生活習慣や食習慣の改善で治ることがありますが、長期間継続する場合は、消化器系の別の疾患が原因となっている可能性があるため、病院に相談することがおすすめです。

●子どもの食欲不振
・小学生くらいの子どもでも、何らかの負荷によって多大な精神的ストレスが発生し、心と身体が常に緊張した状態になり、食欲不振に陥ることがあります。子どもが殻に閉じこもって周囲へ相談しないケースが多く、食欲不振を慢性化・悪化させる危険性をはらんでいます。友だちなど人間関係の不和がストレスの因子になりやすい傾向があります。
・病後の体力が低下しているとき、疲労や過度の緊張が蓄積しているときには、自家中毒症が発生して食欲不振を併発することもあります。
・食事に対して固執した考えを持って偏食を貫き、食欲不振に陥っている場合もあります。この状況は、真面目な性格で成績優秀な女児、自身の外観に強いこだわりを持っている思春期の子どもに特に多いです。

●男性の食欲不振
いつもは食欲の沢山ある男性が、時に食欲不振に陥る事がありますが、原因として男性更年期障害というのがあります。男性の更年期障害とは加齢による性ホルモンの低下など身体の変化、ストレス、運動不足などが原因となります。症状としては集中力低下、全身の倦怠感、関節痛、うつ病などがあらわれます。
治療法としてはホルモン補充療法、漢方薬などがあります。その他に、何回かに分けて量を減らしながら行うテストステロンという筋肉注射による療法もありますです。色々な治療法がありますので、かかりつけの病院の先生と相談するのも手となります。

●食欲不振による立ちくらみ
食欲不振による立ちくらみは、自律神経失調症があることが疑われます。自律神経が乱れることにより、体の正常な働きを妨げ、疲れやすくだるさがあるという特徴があります。他にも、イライラする、気がめいる、集中力や意欲がないこともあります。改善方法として、自律神経のバランスを整えることが重要になります。聴覚は唯一脳に直結している機関になるので、心地いい音を取り込むことで高い効果を期待することができます。波や鳥の声などの自然音を聞くことでリラックスしたり、心からリラックスできる時間を多く持つことで、体の緊張が解け自律神経のバランスを調整できます。

食欲不振の原因

食欲不振の原因は日常生活が原因のものと、病気が原因のものに分けられます。

日常生活の中で食欲不振になる原因


食欲不振はさまざまなことが要因で起きる症状ですが、その主な原因は、ストレスと不規則な生活による胃腸の機能低下があげられます。食欲を取り戻すには、規則正しい生活を心がけ、ストレスを解消し、胃に負担をかけないこと、自律神経の働きを整えることが重要です。

●ストレス
日常生活の中で仕事や家庭、人間関係などで過度のプレッシャーを感じると、脳の機能で食欲をつかさどっている視床下部という器官に影響が及びます。満腹や空腹であることを脳に伝える自律神経が正しく機能しなくなると、食事をしていないのにお腹がいっぱいと感じさせてしまい食欲不振に繋がります。また、ストレスによって血糖値を高めるホルモンが分泌されるようになり、結果として「食べたくない」という判断を下し、食欲不振になります。ストレスがたまると自律神経が乱れてしまい、体の機能にも狂いが生じます。自律神経のひとつである副交感神経は、人が休息している時に働く神経であり、その際は胃腸などの消化器系が体内で活発になります。しかし自律神経に狂いが生じると、副交感神経が働く時間に働かなくなり消化器系も通常の機能をしなくなり、消化不良を起こし食欲不振を呼び起こします。その他にも、内蔵の消化機能が低下しやすくなると食べた物を十分に消化できなくなるなど、ストレスによって引き起こされる食欲不振には幾つかの要素が関係していることが分かります。そのため、ストレスを溜めず、すぐに解消するなど負の連鎖を断ち切るために、十分な睡眠や運動、規則正しい生活などが勧められています。

●ストレスが引き起こす食欲不振のメカニズム
ストレスは「精神的なもの」「身体的なもの」「生理的なもの」の3種類に大別されますが、人によって要因や症状はさまざまです。ストレスを感じ続けると体に支障をきたすこともあり、その症状のひとつが食欲不振です。脳の中には摂食中枢と満腹中枢が存在する「視床下部」があり、食事をして血液中のブドウ糖が増えると、満腹中枢に刺激を送り、食欲をコントロールします。しかし、ストレスが続くと食事をとっていなくても血糖値を上げるホルモンが分泌され、満腹中枢が働き、食欲が抑えられてしまいます。また、長期間続くストレスによって交感神経が活発になり、胃や腸の消化活動が低下して食欲不振につながることもあります。

●ストレスによる食欲不振は心療内科に行くべき?
食欲不振と精神的な病は、しばしば密接な関係を持ちます。例えばうつ病では、大好きな料理を口にしても美味しいと思えなくなったり、砂を噛んでいるような味気なさを覚えるなどの症状が出るため、食欲が低下することも珍しくありません。また、統合失調症においても、前駆症状として食欲不振が見られることがあります。特に食欲不振が数日〜数週間と長引き、さらに体重の減少が見られるようなら、何らかの病気を発症している可能性が高いので病院で受診したほうがいいでしょう。ただし食欲不振は胃腸や食道などの不調からくることもあるので、まずは内科や総合診療科を受診し、医師の診断を仰ぐのが無難でしょう。

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●不規則な生活習慣
不規則な生活で自律神経のバランスが崩れてもいけません。また、アルコールの摂り過ぎは肝機能の低下を招き、胃や膵臓にも負担がかかるため消化吸収の機能が落ちます。こうなると胃のムカつきや倦怠感を引き起こし食欲低下につながります。

●運動不足
運動することで身体がエネルギーを消費すると、脳から食事を摂るように指令が出ます。これを食欲と言います。しかし、エネルギーが消費されなければ食欲は起きません。

●うつ病が原因の食欲不振
うつ病を発症すると、食欲がなくなるケースが多く見受けられます。食欲がなくなるのはうつ病で生きるエネルギーが枯渇して起こる症状です。理解のある家族と住んでいる場合にはまだいいのですが、一人暮らしだと、食欲がないままにして栄養失調につながる恐れがあります。好きな物、口当たりのいい物、牛乳や卵のアレルギーがなければプリンやアイスクリームなど好きな物を食べるといいでしょう。また、固形物の咀嚼が困難な場合は、野菜ジュースやスポーツドリンクがおすすめです。食欲不振が重く出ている場合には、医師に早い段階で相談するようにしましょう。

●精神的なことが原因
ストレスが続いていたり精神的に追い詰められている場合は心身症のひとつとして食欲不振となることも。
ほかにも依存症やこころの病気によって食欲不振となることがあります。食欲ない中でも、体重増加を気にして食べることができない場合は摂食障害と考えられます。
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消化器官の病気による食欲不振が原因


体調を崩すと身体の機能が低下したり、病気の症状として食欲不振が表れたりします。代表的なのが胃腸の病気です。例えば、胃腸炎、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を挙げることができます。また、消化器系の病気や内分泌系の病気も食欲不振に直結します。自律神経失調症うつ病など精神疾患も食欲不振の原因となります。こうした病気にならないため、日頃からストレスとなる状況を避け、努めてリラックスすることが必要です。季節、気温、住居などの環境の変化は直接身体に負担をかけることになるので注意が必要です。また、仕事上の不安や過度に多い仕事量も体調を壊す原因になるので気を付ける必要があります。人間の体はエネルギーを消費すると、不足しているエネルギーを補充するために食事をとり、栄養を吸収してエネルギーに変換するといったサイクルとなっています。そのため、食欲不振を解決するために、適度な運動をしてエネルギーを消費することも有効です。自分から積極的に脳に「エネルギー補給をしろ」と指令を出せるようにしましょう。

代表的な病気
胃潰瘍
十二指腸潰瘍
胃炎
胃がん    など
これらは胃の痛みや不快感、腹部膨満感などが症状として現れます。消化機能も低下するため結果として食欲不振につながります。風邪を引いても食欲が低下しますが、これは免疫機能をアップさせるために発熱や倦怠感などで消化機能が低下することが原因です。

●抗がん剤による食欲不振
抗がん剤を使用してすべての人が食欲不振になるわけではありませんが、見過ごされやすい副作用です。
・抗がん剤により、味を感じる味細胞自体や味細胞から中枢に向かう神経が障害を受ける事によって、味覚が変化する場合があります。
・抗がん剤によって口内炎や末梢神経障害が起こると、味覚障害が起こりやすくなります。
・抗がん剤の副作用によって、唾液の分泌が減少し、口腔内が乾燥すると味が分かりにくくなります。
・抗がん剤の中には、唾液に含まれて排泄される物があり、味覚を変化させる事があります。
・抗がん剤により、亜鉛が吸収されにくくなり、亜鉛不足による味覚障害が生じる事もあります。
・抗がん剤などの化学療法では、下痢や便秘、神経障害などが起こり、食欲不振の原因になります。

●肝臓からのSOS
肝臓は、病気になっても自覚症状が出ないため、医師の間では「沈黙の臓器」とも呼ばれています。食欲不振は、肝臓がようやく発してくれるSOSの一つです。特に肝炎と肝硬変を発症した方は、食欲不振を訴えるケースが多いとされています(この場合、食欲不振以外にも、全身的な倦怠感や悪心や関節の痛みといった症状も併発しがちです)。慢性的な肝炎と肝硬変は、長く放置しておくと肝臓がんを引き起こすこともある重大な病気です。早期に対応しておけば、がんへの進行を防げる可能性は高くなります。なかなか食欲不振が回復しない時は、なるべく早く医師に相談してみましょう。

●精神的なことが原因
ストレスが続いていたり精神的に追い詰められている場合は心身症のひとつとして食欲不振となることも。
ほかにも依存症やこころの病気によって食欲不振となることがあります。食欲ない中でも、体重増加を気にして食べることができない場合は摂食障害と考えられます。
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食欲不振の予防/治療法

食べることは人にとって生きるためのエネルギーを得るために非常に大切なことです。そのため、食欲不振にならないように、予防法を日常の中に取り入れて生活をすることが大事です。

予防



●ストレスは発散させる!
食欲不振には強いストレスが関わっています。交感神経が優位な状態が長く続き、自律神経のバランスが取れていない状態であることが食欲不振の原因の1つとなります。また、胃腸の消化吸収は副交感神経によって促進されるため、副交感神経を刺激することが大切になります。そのため、副交感神経をうまく働かせることが効果的な予防法になります。

1)食事の前にぬるま湯を飲み、体温を上げておくと、副交感神経を働かせる効果があり、胃腸の消化吸収を高める効果を生じます。
2)ぬるめのお湯で入浴する
3)落ち着く音楽を聴く
4)日々の生活のリズムである就寝時間や起床時間を規則正しくする
5)生活に軽い運動を取り入れたりする
6)食事の際にスパイスなどの香辛料を取り入れることも効果的です。ニンニクやトウガラシといった香辛料は食欲を増す働きを持っているので、食欲不振の予防として十分に役に立ちます。

このように、リラックス効果を得られることや、生活習慣を正しくすることなどの副交感神経を働かせ、自律神経を整えていくことで食欲不振が予防できます。
また、カラオケや旅行などで、上手くストレスを発散させるようにしましょう。
※注意!!※
ストレス発散のためにお酒を飲んで二日酔いになったり、タバコを吸いすぎることは食欲不振につながります。

●食生活に気を付ける!
食生活に気を使うこともとても大切です。
好きなものを必要以上に食べる暴飲暴食、天ぷらなどの脂っこいものをたくさん食べたり、深夜にこってりしたものを食べることは控えましょう。

●ほかにも・・・
仕事や運動をして疲れがたまった時は、しっかりと睡眠をとることも大切です。


治療法


食欲不振を引き起こす原因は、ストレスや季節の変わり目による体の不調から、胃腸炎、がんなどの病気まで様々です。そのため、食欲不振を治療する方法も、これらの原因によって異なります。

● 季節の変化やストレスが原因の場合
食生活を整えることが大切です。私たちの体は、過度のストレスを受けたり、季節の変わり目などで体調をうまくコントロールできなかったりすると、副交感神経や自律神経の働きが乱れ、食欲が減退してしまいます。このような場合には、消化に良く栄養価の高い食べ物を少しずつ食べ、食生活を元に戻していくことが大切です。例えば、夏バテ時には、そうめんや梅干しなど、さっぱりして食べやすいものを摂りましょう。しかし、冷たいものは、食べすぎると胃腸が炎症を起こす原因になり、夏バテが悪化してしまうこともあります。そのため、食べ過ぎには注意しましょう。食欲不振の原因がストレスにある場合、その食欲不振は体の疲労とも関係します。こうした場合には、大豆やトマトなどの疲労回復に良い食べ物も摂取しましょう。また、ショウガやニンニクなどを使い、料理の見た目や香りを工夫したり、家族や友人と一緒に食事を楽しんだりすることで食欲を増進させることも大切です。

● 食欲不振がストレスや季節の変わり目などの一時的なものではない場合
何か別の病気により症状が引き起こされている可能性があります。例えば、風邪やインフルエンザなどの感染病にかかると、体が食べ物の消化よりも病原菌の排除を優先しようとすることから食欲がわかなくなると言われています。また、食欲は消化器と密接に関わっていることから、胃腸、肝臓、膵臓などが炎症したり、それらの臓器に腫瘍ができたりすることで食欲不振になることもあります。他にも、がんや心不全、脳出血などの深刻な病気が原因で食欲不振が発生することもあります。食欲不振が長期に渡って続いている場合には、医療機関に相談しましょう。食欲不振が症状として現れる病気は多岐にわたります。そのため、医療機関に相談したい場合にも、どの科へ行けば良いのか分からない場合もあるかもしれません。そうした場合には、消化器科、または内科を受診しましょう。また、食欲不振は、ストレスが慢性的になり、うつ病などの精神疾患が発症してしまった場合にも現れます。そのため、消化器科や内科では原因が特定できなかった場合には、心療内科や精神科を受診しましょう

食欲不振の薬の上手な選び方・使い方

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食欲不振に陥ったときに頼りにしているのが胃薬ではないでしょうか。確かに胃薬は食欲不振を解消するのに役立ちます。しかし、胃薬であれば、どれを服用しても効果があるというわけではないのです。

胃薬は3種類の薬が存在します。まず一つが胃を健康にする薬、二つ目が消化を促す薬、三つ目が胃酸を抑える薬です。3種類の薬はそれぞれ効果が違っています。胃を健康にする薬は食欲の増進と消化不良の改善に効果があります。消化を促す薬は消化を助けてくれる役割を果たしてくれるので、胃もたれに効果があります。胃痛や空腹によってムカムカするような場合には胃酸を抑える薬の胃酸を抑えてくれる働きが役に立つでしょう。

早く治してしまいたい場合には効果的な薬で対処してしまう方がよいと言えます。例えば食欲の不振を解消したい場合であれば食欲増進の効果が含まれている胃を健康にする薬を選んで服用するのが、上手な選び方であります。食欲不振の解消を目的としているにも関わらず、胃痛を解消してくれる胃酸を抑える薬を選択して服用しても早期の治療にはなりません。それどころか食欲の不振を解消してくれる効果がないような薬を飲んでいる分、回復は遅くなります。スッキリ治らないことで私生活に支障をきたす場合もあるので、状況にあった薬を選びましょう。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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