プール熱/咽頭結膜熱プーマねつ/いんとうけつまくねつ

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感染症
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医師監修

プール熱/咽頭結膜熱とは

別名「咽頭結膜熱」や「咽頭結膜炎」とも呼ばれている、初夏から秋口にかけて多く見られる夏風邪の一種です。このウイルスに感染している子から感染し、夏場のプールの水が汚染されることにより集団発生が起こることから、プール熱と呼ばれていいます。

プール熱/咽頭結膜熱の症状

プール熱は、4〜5日間の潜伏期間を経て、38〜40度の高熱が4日から1週間続きます。症状として、のどの腫れや結膜炎を伴います。のどの腫れがひどくなると扁桃腺炎になることもあります。

結膜炎の症状は、白目やまぶたの裏側が赤くなり、目やにが出ます。上の子が感染すると赤ちゃんにもうつることがあり、赤ちゃんの場合は、下痢や嘔吐など症状が目立ち、結膜炎が出ない事もあるようです。赤ちゃんは、幼児以上に脱水症状になりやすいので注意が必要です。その他の症状は、頭痛、腹痛などがあります。プール熱に似た症状で、流行性角結膜炎(はやり目)という病気があります。感染力が強いので、周囲でかかっている子がいたら要注意です。

原因は、やはりプールを介してやタオルの共有です。プール熱より重く、白目が真っ赤に充血し、目が開かないぐらいにはれ、目やにや涙がたくさんでます。1歳未満の子の場合細菌感染を起こし、最悪失明をする危険がありますがごくまれです。
さて、プール熱時の対処法なのですが、アデノウイルスには直接効く薬はありません。目やにがひどい時は、ぬれたガーゼを用意し、ふき取ってあげましょう。まずは、小児科を受診したうえで、状況に応じて眼科の受診をしてください。

プール熱/咽頭結膜熱の原因

プール熱の原因は、アデノウイルスです。普通の夏風邪とは異なり、高熱が続いたり、熱が下がりにくいのが特徴です。高熱が続くうえに、のどの痛みが非常に強く水分を摂るのも大変かと思いますが、脱水症状にならないように注意が必要です。アデノウイルスは、感染力が非常に強く、口や鼻、ノド、目の結膜から体に入り感染します。

プール熱は、主に乳幼児が多く感染します。感染経路は、幼稚園や保育園、学校などのプールやアデノウイルスに感染している子のくしゃみ、感染者が使用していた食器やタオルの共有などです。

アデノウイルスなのですが、アデノイドの組織から見つかったウイルスのことをいい、40種類以上が発見されています。ウイルスのサイズは、直径10万分の7mm。プール熱を起こすのは、2型、3型が多いです。まれに7型があり、呼吸疾患を引き起こし重い症状になることが報告されています。

プール熱は、学校保健法で第2種伝染病に認定されています。感染が確認された時点で出席停止となり、発熱やのどの痛み、結膜炎の症状がなくなってから2日経過したころに登校可能となります。プール熱には特効薬がありませんが、高熱で元気がなく食欲もない場合には、解熱剤を上手に利用することによって、お子さんの負担を取り除いてあげてください。

プール熱/咽頭結膜熱の予防/治療法

プール熱は、主に乳幼児がなる病気ですが、大人がかからないということではありません。アデノウイルスは、感染力が強いので、子供を看病している大人が感染することもあります。
看病している人は、手洗いやうがいをしっかり行うことが大切です。また、家族間でタオルの共有はやめましょう。洗濯物も感染者の物は別に洗う事をお薦めします。

一番の感染源であるプールでは、シャワーでプールの水を良く流し、手を洗ったり、良くうがいをしましょう。洗眼は、逆効果なのでしないように注意しましょう。

一番大事なのが、感染者との接触を避ける事です。もしお子さんがプール熱を発症したら、症状が消えても2日間は学校をお休みし、友達との交流も控え感染を広げない努力をしましょう。また、根本的な予防法は、感染しにくい体質を作ることが大切です。
人の体には、ウイルスなどを攻撃したり食べてしまう免疫細胞が備わっています。しかし、現代の生活習慣やストレスによりその免疫力が衰えているようです。花粉症やアトピー性皮膚炎、さまざまな感染症が増えているのがその証拠です。ですから、粘膜や皮膚を強化することが感染症に強くなることを意味します。

ストレスを避け、バランスの良い食事や適度の運動を行い、良い睡眠を得ることが最大の予防となるでしょう。
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