下痢げり

カテゴリ
様々な症状
感染症

医師監修

下痢とは

理想的な便は、形や硬さがバナナの状態のものですが、それよりも便の水分が多くなった状態の便が出ることを下痢と言います。普段より少し柔らかい便を「軟便」、水のような便を「下痢便」と呼び、食あたりや消化不良、ストレスで下痢になることもあれば、ウイルスや細菌、腸内部の腫瘍が原因の下痢もあります。

下痢の症状

下痢の症状としては、主に液体状の便が出ることです。
便は毎日観察しておくと体調の変化にすぐ気づくことができます。
便の色と形から分かる病気の一覧
●気を付けるポイント3つ
1. 形:つるんとしている、コロコロしている、泥のようだ、ツブツブが浮いている など
2. 色:茶色、黄色っぽい、白っぽい、黒っぽい、血が混じっている など
3. その他の確認:悪臭がする、油っぽい など

バナナ状の便が一番の理想です。それを頭に置いて観察しましょう。

●ブリストル便形状スケール
便の症状を伝えるためのブリストル排便スケールという7段階の指標があります!
ブリストル便形状スケール
日々の観察で、体調の変化、もしくは病気の種類や危険性などをある程度予測することが可能です。では、具体的にどのように事に注意して観察すればよいでしょうか?
まず、排便時に腹痛があるかどうかを確認してください。

●排便時に腹痛がない場合
もし、排便時に下痢の症状は見られてもそれに腹痛が伴っていない場合には、そこまで危険性が高いとは言えません。
2~3日ほど様子を見て、症状の移り変わりを観察してください。その間、水分補給も重要ですが、冷たい飲み物は症状を悪化させる危険性がありますので、冷えていない飲み物で水分補給するようにしてください。安静にして様子を見ておくことが重要です。

●排便時に腹痛がある場合
基本的に下痢の排便時に腹痛を伴っている場合は、出来る限り早い段階で病院へ行って検査を受けるようにしてください。腹痛だけではなく「発熱」の症状が出ていても同様です。
何らかの病気の存在が疑われますので、早めに治療を開始することで危険性を最小限に抑えられます。その際、可能な限り「どのような便が出たのか」を医師に報告することが重要です。例えば、「便に血が混ざっている」とか「便がいつもよりも黒い」といった様子が見られる場合には、腸で出血が起こっている可能性があります。そうなると、胃腸系の重大な病気の可能性が高くなり、最悪の場合はそれで命を落とすことも考えられます。しかし、危険な病気であっても病気が進行する前段階でそれを発見し、治療を開始することで、命にかかわる可能性を低くし、治療期間が短く済む事も多くあります。

医療機関を受診する場合には、便の特徴を可能な限り、正確に細かく報告することで、検査の時間を短縮したり、原因疾患を正確に特定することにつながります。下痢は、上記のような特徴以外にも、さまざまな特徴を持っています。そして、下痢がどのような状態であるかを正確に把握することで、原因となっている病気を正確に特定するための材料にすることが出来ます。医療機関に下痢便を持っていければ確実性も高まりますが、それも難しいので、自宅で便の状態をしっかりと確認し、その状態を医師に対して正確に報告することが重要です。


女性の病気 下痢が続く原因と症状


お腹を抑える女性
下痢が慢性的に続く場合は、食中毒胃の消化不良が原因である可能性があります。しかし、女性の場合は、生理前や生理中に下痢に見舞われることがあります。

生理の時は、女性ホルモンである卵胞ホルモン、黄体ホルモンが女性の体内で働きます。生理から次の排卵までの間に、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンが多く分泌され、排卵から生理までの期間はプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが多く分泌されます。プロゲステロンは女性の出産の際、流産を防止するために子宮の収縮を緩くする働きがあります。収縮を緩くするという働きが子宮だけでなく、大腸にも影響され、便通が緩くなってしまい慢性的に下痢を引き起こすのです。
また、生理中は、精神的にイライラするためストレスがたまり、ストレスによって下痢を起こすこともあります。
対処法としては、お腹を温かくして下痢を悪化させないことです。

「水下痢の色」で判る お腹の状態


水下痢の色で現在お腹がどのような状態なのか判断する事ができます。































水下痢の色 お腹の状態
茶色の水下痢 茶色の水下痢は正常に働いていて、腸がいつも以上に負担が発生しており、消化不良を起こしている状態になります。
黒色の水下痢 黒に近い色は、腸内温度が高くて匂いがかなりきつくなっています。
黄色の水下痢 黄色に近い便は栄養を正しく吸収しておらず、栄養もしくは貧血気味のお腹状態です。黄色の下痢が数日続いている場合、過敏性腸症候群を発症しており、ストレスなどが原因で発生する事も少なくありません。
赤色の水下痢 赤い便は出血を起こしていて、痔など原因になっている事が多いです。
白色の水下痢 白色はウイルス感染を引き起こしている可能性があって、ロタウイルスに感染している場合には白い水下痢が発生します。

このように、水下痢の色によって、どのようなお腹や体の調子なのか判断を行えます。


腹痛のない下痢はなぜ起きるのか?


お尻を抑える人
腹痛のない下痢は、分泌性下痢浸透圧性下痢運動亢進性下痢になります。

・分泌性下痢は、細菌によって腸の粘膜が炎症を起こしている状態になります。そのため、腸管内の分泌液が過剰になっていることにより腹痛のない下痢の症状が出るのです。
・浸透圧性下痢は、腸管内で浸透圧をあげる成分を含んでいる摂取物があるために水分吸収が正常にできないために発症します。
・運動亢進性下痢は自律神経のバランスが崩れていることにより、腸が活発に働きすぎていることが原因になります。腸が過剰に活動していることで、便が通常よりも速いスピードで腸を通過してしまうのです。

いずれの場合にしても、早めに医療機関を受診することをおすすめします。


「血便のある下痢/腹痛なし」で考えられる病気とは?


赤色のトイレットペーパー
血便のある下痢で、腹痛なしの場合、考えられる病気とはどのようなものがあるでしょうか?

1. 赤い血便は、肛門付近でなんらかの出血があることにより鮮血が混じるものです。こうした血便の原因としてまず考えられるのは「痔」によって肛門が切れてしまったことによる出血です。ただ、この場合は腹痛がなくても肛門に疼痛を感じることがあります。

2. 同様に、見た目に赤い血便で粘液が混じるような場合には、潰瘍性大腸炎や大腸がんの危険性がありますので、腹痛がないからといって軽視しない方がよいでしょう。

3. 胃や十二指腸など肛門から遠い部位からの出血がある場合は「タール便」と呼ばれる黒っぽい便になります。黒い色が濃いほど出血量が多いと考えられるので、できるだけ早く消化器内科で検査を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。


下痢の時の激しい腹痛はなぜ起きるのか?


激痛でお腹を抑える人
下痢のときに激しい腹痛を伴うことがあります。下痢が原因の腹痛にはいろいろな原因が考えられます。

1. 多くは、腸が激しく動いているからです。まず消化不良で下痢を起こしている場合は、食べ物をなんとか消化しようと腸が必要以上に働きます。この腸の激しい動きが痛みを生じさせるのです。腸が活発に働くと内容物が腸の中を早く動くので、痛みの原因となります。
2. 細菌やウイルスが原因で下痢を起こしている場合は、不要なものを早く体外に出してしまおうと腸が激しく動くため、やはり痛みを生じます。

激しい腹痛を伴う下痢を起こした場合は、最近の食生活を思い出して原因を探り、整腸剤などを服用して様子を見ます。嘔吐や発熱を伴っている場合は細菌やウイルスに感染している場合が多いため、医療機関を受診するようにしましょう。

下痢の原因

下痢とは、便の水分量が通常より多く、水状の便が出る状態を差します。正常な便はバナナ状で水分量は60~70%です。表面がつるっとしていてひびが入っていません。これが80%以上になると軟便と呼ばれさらに90%以上を下痢便と呼びます。下痢になると水分量が多いだけでなく、トイレに行く頻度も増えます。これは主に体内の消化機能に何かしらの異常をきたしているのが原因です。便の種類はその性質によって軟便や泥状便、水様便とも呼ばれます。たかが下痢と考えるかもしれませんが、発展途上の国々では主な死因の1つともなっており、侮ってはいけません。

なぜこのような状態になるかというと、腸が正常な動きをしていないからです。通常、口から摂取された食物と水分は胃液などと合わさり、1日で9Lもの水分となって小腸へ送られます。小腸で7Lの水分を吸収し、残り2Lが大腸へ行き、ある程度吸収されながら便の形が形成されます。正常な腸では「ぜん動運動」と呼ばれる動きで肛門まで便を運び、通過中に水分を吸収します。このとき、何らかの原因で「ぜん動運動」が過剰に働き、便が通過するスピードが速くなると十分に水分を吸収できません。そのため、便が軟便もしくは下痢便となるのです。ほかにも、腸内の水分量調節機能に障害が起きたとき、便の水分を吸収できなくなり下痢便となります。正常な便は、食べ物を口に入れてから大体24時間ほどで便として排泄されるのに対し、下痢便は早くて10時間ほどで体外に排泄されます。もちろん十分な栄養が吸収されていないだけでなく、人間にとって必要不可欠な水分も摂取できないため、ひどい状態のときは脱水症状も起こしてしまいます。では、なぜ腸の動きが異常になるのか、次に詳しく紹介します。

ウイルスや細菌が原因


色々な菌やウイルス
● 分泌性下痢
食あたりや水あたり、食物性アレルギーなどが原因となって引き起こされる下痢です。これは腸管内の塩類と水分の分泌が過剰になることで起こります。簡単にいえば、腸内の分泌物が増えすぎたことが原因の下痢です。腸(小腸・大腸)は普段、栄養分や水分を吸収し、必要のないものを排出するのが主な役割ですが、同時に分泌物も出しています。細菌やウイルスなどの毒素が身体に入ると、この分泌液が過剰に増加するため下痢が起きやすくなります。原因となる毒素やウイルスをいち早く体の外に出そうと水っぽい下痢が続くのが特徴といえます。食あたりやO-157、牡蠣や貝類などを食べることによって起こる食中毒、コレラ菌やある種のウイルスなどが原因ですが、絶食しても治ることがないため、少しでも異常を感じた場合は病院に行き、医師の診断を仰ぐことが大切です。特に梅雨時は体の調子も思わしくないことも多いのと、蒸し暑さによって細菌も増加するので食材管理・体調管理に気をつける必要があります。

食べ物が原因




● 運動亢進性下痢
これは腸管の運動が異常に活発になることによる下痢で、消化された食べ物に十分に水分が吸収されないまま腸を通過し、体の外に排出されることで起こります。主な原因として精神的ストレス、暴飲暴食、消化不良や冷えなどが挙げられます。下痢で一番多いのはこのタイプともいえます。二日酔いになるほどのお酒の飲み過ぎや、脂肪分の多い食べ物、例えば揚げ物やこってりとしたラーメン、カルビやホルモンなどの焼肉、チーズ料理など脂肪分の多いものを食べた翌日に下痢を起こしやすいので注意が必要です。

下痢になる可能性のある食べ物は、ひとによって異なりますが、よく挙げられるのは、脂肪分の多い食べ物です。天ぷらや豚カツなどの揚げ物、油分の多い料理もまた下痢になる要因となっております。特にラーメンや脂身の多い肉料理は暴飲暴食で食べ過ぎることがあります。飲み会などの後にラーメンを食べる方もいるでしょう。アルコールもその種類を問わず消化機能に異常をきたす危険性があります。二日酔いを起こす位呑んだ場合は、そのリスクも高めることになります。更に、激辛のカレーやラーメンが好きな方もおられることでしょう。それらの料理に含まれる刺激物は消化器にダメージを与え、高確率で何かしらの異常が起きます。それもまた下痢に繋がることでしょう。大盛りの激辛ラーメンを制限時間内に完食したら代金は無料というキャンペーンをおこなっているところもありますが、それらのキャンペーンに挑戦した翌日、重度の下痢でトイレから出ることができなくなったという体験をした方もおられることでしょう。激辛メニューには飲み水が必要不可欠です。暴飲暴食で刺激物を大量に摂取し、水分を過剰に摂取する行為はまさしく下痢を起こす行為と言えるでしょう。

また、下痢になりたくないからと軟水のミネラルウォーターを飲む方もいます。これは硬水を避けるためのもので、特に海外での飲み水やミネラルウォーターはミネラルを豊富に含んだものが多く、現地の飲み水を飲んで下痢になることもあります。ミネラルウォーターはダイエットに効果的で、細い身体を手に入れるという謳い文句があります。これは単純に下痢を多発させるだけのことで、とても健康的とは言えません。むしろ、下痢が続くと体内バランスを崩すことになり、非健康的なことです。
硬水には、マグネシウムが多く含まれますが、マグネシウムは体内に吸収されにくいため、長時間体の中にとどまり、腸内の分泌物を増やします。若い女性などがダイエットで海外製の硬水ミネラルウォーターを選ぶのもマグネシウムが便通をよくするといわれているからです。

● 浸透性下痢
腸の中の浸透圧が上昇することで水分・電解質などの吸収が十分にできなくなることが要因となります。腸では通常、食べたものの水分を吸収し、固形にし、体の外に排出する働きがあります。しかし、食物中のある糖類が血液に吸収されずに残ると、腸内の水分を取り込もうとする力(浸透圧)が上昇するため、体は腸内の浸透圧を低下させようと腸管内から水分を引き出し、これが下痢になります。牛乳を飲むと下痢になるという人がいますが、浸透圧下痢は牛乳や乳製品に含まれる乳糖を消化する力が弱いために起こるといえます。また、虫歯予防用のガムや飴、ダイエット食品などで糖のかわりに使用されているキシリトールなどの人工甘味料でも浸透性下痢は起こります。注意書きにもあるように甘味料を取りすぎると下痢になりやすくなります。食べ物が原因となる下痢には種類がいろいろとありますが、下痢の症状によって病院を受診する必要があるか、様子を見るか判断が必要であるといえます。


体調が原因


体調が悪くうつ伏せになる人
体調が原因となって下痢が起こる場合、メカニズムとしては体調不良がベースにあるために入ってきた食物を消化する能力が落ちてしまっている、ということがまず挙げられます。
普段体調の良い時であれば、特に問題なく食べられ、下痢などを起こすこともない食事の種類や量であっても、体調がよくないときには消化管そのものの機能が低下しているがゆえに、
うまく消化吸収が出来ずに不消化便、下痢便となってしまうことがあります。

また、極端に緊張していたり、大きなストレスを感じているときなどは、普段正反対の働きをしてバランスを保つことにより、人間の体の恒常性を保持する役割をしている交感神経と副交感神経と呼ばれるふたつの自律神経のバランスが乱れて、下痢を起こしやすくなることも知られています。

私たちはよく「ストレス」とに一口に言いますが、「ストレス」の範囲は多岐にわたり、例えばよく私たちが「ストレス」といって思い浮かべる人間関係や仕事のノルマなどによるストレスから、疲労や睡眠不足といった身体的な状況も大きな意味でストレスに含まれ、こういった条件によっても二つの自律神経のバランスが悪化して胃腸の消化、吸収する機能がおち、下痢をするということが十分考えられます。




医師からワンポイントアドバイス


牛乳でお腹がゴロゴロするときがありますね。
これは、牛乳(乳製品も)に含まれる乳糖を消化する酵素が少なく、乳糖が小腸にたまりだすと浸透圧が起こり小腸の壁から水分が多量に出てくるためです。




下痢が続く原因


下痢とは、腸のぜん動運動が活発になり過ぎ、水分調整が正常に行われなくなり、便に含まれる水分量が増えることにより起こる「慢性下痢」と「急性下痢」の2つのタイプがあります。

・下痢が3週間以上続く場合を慢性下痢と言います。
原因や症状が現れた時期などがあいまいなケースが多いです。特に、最近ではストレスや緊張、不安などによる精神的なもの、睡眠不足や疲れなどが原因となることや、過敏性腸症候群が増えています。腸そのものに異常はなく、ストレスや緊張により下痢を繰り返してしまうのがほとんどです。
また、慢性下痢は、大腸がんや潰瘍性大腸炎、クローン病などの腸疾患や胃や膵臓、肝臓の病気などが原因となる場合もあるので、病気のサインでもあるので注意が必要です。そのため、下痢止めを服用しても回復しない場合や、長期にわたり下痢が止まらない場合には、医療機関での診療を受けることが必要です。

・急性下痢は、食べすぎやアルコールの過剰摂取、冷えなどによる原因でわかりやすいです。


嘔吐を伴う下痢の原因と対処法



・ウイルス性の風邪や感染症
赤痢やコレラ、ウイルス性食中毒の原因菌にはO-157やノロウイルス、サルモネラ菌などが有名です
・食中毒
・乳糖を分解する酵素が不足することで発症する乳糖不耐症
・アレルゲンを摂取することによるアレルギー性胃腸炎

<<対処法>>
・水分や食事を摂取しても苦しくなるため、胃腸を空にすることを心がけます。
・脱水症状を引き起こさないよう、症状が落ち着き次第水分を摂取する必要がありますが、刺激を与えないよう少量ずつでよいので常温のミネラルウォーターなどを摂取するのが最適です。
・食事は出来る限り消化の良いものとし、脂肪分や糖分が多く含まれるものは避けるようにします。


胃痛を伴う下痢の原因と対処法



<<原因>>
冷たいものの飲食やアルコール、コーヒーなどのカフェイン入りの飲料の過度の摂取、香辛料などによる刺激の強いものの摂取やストレスによる胃酸過多などさまざまな原因より胃の粘膜にダメージを受け、消化機能が衰えている時に、胃痛や下痢を引き起こします。消化機能が衰えると消化や吸収が正常にできず下痢となり、胃痛を伴っている場合には、急性胃炎の可能性が高いです。

<<対処法>>
・急性胃炎の場合には、弱った胃を休ませるために半日から1日は、湯冷ましや番茶など胃に負担のない飲み物を摂取し様子を見て、その後は味の濃いものや脂肪分の多いものを避け、おかゆやうどんなどの消化のよいもの摂取するのが望ましいです。
・飲みすぎや食べすぎなどの場合には、胃薬や下痢止めなどを服用し症状を緩和するのも対処法のひとつです。


下痢と頭痛が同時に引き起こされる原因ついて


下痢と頭痛が同時に引き起こされる場合、それは「ウイルス性感染性胃腸炎」が考えられます。
ウイルス性感染性胃腸炎」の原因はノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスや細菌による感染であり、秋から冬にかけて流行するのが特徴です。接触感染や経口感染によって感染性胃腸炎になる恐れがありますが、病原体によっては潜伏期間が数日で済みます。

<<ノロウイルスの場合>>
吐き気や下痢、嘔吐、頭痛や発熱といった症状が現れます。

<<ロタウイルスの場合>>
下痢や嘔吐、発熱といった症状が現れます。特に下痢や嘔吐が続く場合は脱水症状を起こす恐れがある為、こまめに水分を摂る必要があります。

これらのウイルスに感染しない為にも十分な手洗いを行うことが大切です。


下痢と熱が同時に引き起こされる原因ついて


普段と変わらない生活や食事をしていたのに、発熱を伴う下痢の症状がでた場合には、ウイルス性の胃炎の疑いがあります。

1、お腹の風邪といわれ、ノロウイルスやロタウイルスによるもので、発熱や下痢以外にも嘔吐が続きます。ウイルス性の場合には、感染したウイルスにより処方や治療が異なるので早急に医師の診断を受けるのが最適です。
2、腸が原因の可能性もあります。ストレスや緊張をした場合に起こることが多い過敏性腸症候群や、普段は症状がない大腸憩室病の疑いがあり、いずれも発熱や下痢など症状が似ていますが、大腸憩室病は腸の粘膜の一部が腸の外に出てしまう病気で血便が見られたら注意が必要です。

このように、発熱と下痢が同時に起きる症状の場合は、ウイルス性が原因となる場合もあるので、医師の診断を受けるのが得策です。

下痢の治療法

対処法


下痢になると水分補給に特に気をつけなければいけません。
特に子供やお年寄りは、下痢によって脱水症状が急に進むことがあります。水分補給を心がけ、一口ずつの水分補給が無理であれば「ひと匙」からの水分補給をしていきましょう。
その際、水やお茶より水分と電解質(塩)の入っているスポーツドリンクや、経口補水液が良いでしょう。水分だけを体に入れても、うまく吸収がされないことがあるからです。

下痢を発症している人の世話をした場合は、手についた細菌やウイルスを腸に入れないための手洗い・うがいは必須です。


Doctors Me編集部から


急な下痢は困りますよね…。
特に電車やトイレに行けないときに来るとお腹を抱えるしかない辛さ!急な下痢のタイプや対処法について医師に聞きました!【医師監修コラム】急な下痢や腹痛!原因&改善方法は?




治療法


排泄行為の中でも、腹痛を伴い便に含まれる水分量が9割を超えたものを下痢と呼びます。
しかし一口に下痢と言っても、発症する原因は様々です。したがって医師に相談する時のために自分の症状や便の状態を把握し、正しい治療を受けられるよう努めましょう。

まず下痢の種類は大きく2つに分けられます。それは1日に数十回の便意を催しながら2週間以内に収まる急性の下痢と、1日の回数頻度は少なくとも3週間以上も症状がつづく慢性の下痢です。原因はそれぞれ異なり急性の下痢の場合、暴飲暴食による消化不良やアレルギー物質を追い出そうと働く非感染性のものと、食品に含まれる細菌やノロウイルスによって引き起こされる感染性ものの、2種類があげられます。暴飲暴食や消化不良による下痢は、腸の機能が低下しているサインでもあるため、下痢止めを使用する前に生活習慣を見直し、食物繊維を含んだ果物などを摂取し腸内環境を整えましょう。また食物アレルギーの疑いがある下痢は、病院にて血液検査を行い原因となる食物を突き止めることが大切です。

次に感染性による下痢は食中毒の可能性があるため、下痢止めを服用するには注意が必要です。この下痢は腸が細菌やノロウイルスを下痢によって排出しようと働いているため、下痢止めを服用し止めてしまうと悪いものを出しきれず悪化することもあるのです。応急処置として水分補給をすることが肝心ですが、下痢止めで症状を抑えるのではなく、病院へ行き正しい治療を受け、整腸剤や殺菌剤を処方してもらいましょう。また慢性の下痢は過敏性腸症候群と呼ばれ、急性の下痢と異なりストレスが原因で下痢になってしまう症状です。通学途中や仕事中、或いは特定の場所へ向かう時に発症する腹痛とそれに伴う下痢は、強いストレスの影響で引き起こされ、下痢止めを服用しても根本的な解消には至れません。数年前より効果のあるイリボーという薬剤も登場してますので、もし過敏性腸症候群の疑いを感じたら一過性のものと侮らず生活リズムの見直しや心療内科に相談するなど、上手な付き合い方を見つけ解消を目指しましょう。

下痢は体にとって害あるものを排出しようとする働きであり、決して悪い影響のあるものではありません。また下痢によって引き起こされる症状が腸内環境や心理状態を訴える体のシグナルの場合もあるのです。したがって下痢の状態を見極め、医師から適切なお薬を処方することが大切です。

下痢の予防


食品に関する予防4ヶ条


・食品は冷蔵庫に必ずしまい、使ったあとの調理器具は除菌・消毒をする
・タオルや布巾は常に洗って乾燥させる
・調理してから時間が経った食品を食べる前は、必ず火を通す
・賞味期限や消費期限にも目を通し、期限内に食べる

下痢の予防としては、細菌やウイルスが原因の下痢では食べ物に細菌・ウイルスを増殖させないことです。

≪ウイルスを防ぐ≫
ウイルスが原因の食中毒は1,000~数10,000に増殖したウイルスで感染します。ノロウイルスは100以下の少量で感染していくので、台所周りや食品周りを清潔に保つことと手洗い・うがいが重要です。

≪食中毒を防ぐ≫
暑い季節になってくると、生ものを食べるのは危険です。生もの以外にもカレーを好む細菌もいるので、食品の保存方法には気を付けましょう。
お弁当には梅干しなどの菌に強い食品をうまく使うようにしましょう。


Doctors Me編集部から


夏が近づくと気になる「食中毒」。
医師から細菌と対策を教えていただきました!【医師監修コラム】【食中毒】を起こしやすい"要注意な食品"とは?




そのほか


≪お腹を冷やすような行為は控えましょう≫
暑いからと言って、何もかけずに寝ることや水分や冷たいものを摂り過ぎるのも下痢を引き起こす可能性があります。
過剰な水分の摂取も控えたほうが良いです。「水あたり」といわれる症状です。旅先などで水道水を飲んだら下痢になるのも、「水あたり」のひとつです。

≪下痢の時に良い食べ物・悪い食べ物≫
下痢をすると体内から水分だけでなくナトリウムやカリウム等の電解質が失われますので、最低限これらを補う必要があります。もちろん食事が取れれば、お粥やうどん等の消化に良い、刺激の少ないものやヨーグルト、味噌汁等を取ることが良いのですが、無理をして取ると下痢を助長することがありますので、少量ずつ下痢の様子を見ながら取って下さい。果物の中ではカリウムを補給するためにバナナが良いですが、身体を冷やす可能性がありますので、取りすぎないようにして下さい。一般的に果物は食物繊維が多いので、積極的には取らない方が良いでしょう。水分補給のためには水よりは体液バランスに近いスポーツ飲料の方が吸収が良いので、あまり冷やさずに取って下さい。

避けた方が良い食べ物は消化に悪いきのこや根菜や生野菜、お肉や揚げ物等の高脂肪食、ニンニクや生姜等の刺激の強い辛いもの、コーヒー、牛乳そしてもちろんなまものとアルコールです。これらの食べ物でも蒸したり煮込んだりと調理方法を工夫すれば、少量なら取ることはできます。
いずれにしてもスポーツ飲料等で脱水を改善することができるだけで、身体はかなり楽になりますし、病後の回復も良くなりますので、この点に注意して水分を補給するようにして下さい。

下痢の薬の上手な選び方・使い方

詳細をみる
下痢止めには幾つか種類があり、腸内の水分量を調節し腸管運動を正常化する薬や、蠕動運動と水分を抑制する薬、食あたりに有効な殺菌効果のある薬や腸粘膜の炎症を鎮める収れん剤などが市販薬にあります。他には漢方薬や、腸内環境を整える整腸薬などもよく利用される薬です。下痢症状には多くの原因が存在するため、薬のバリエーションの中から症状に合うタイプを選択して服用することが大切です。基本的に下痢止めとは、食べ過ぎや飲み過ぎなど症状の原因が瞭然である場合や、ストレス性などで突発的に始まるひどい下痢症状を抑えたい場合に使用する薬です。また、長く続く過敏性腸症候群の場合には効果的では無いため、整腸剤と併せて服用するなど、腸内環境のバランスを整えながら長期間をかけて症状の改善を促します。下痢は基本的に出して治療するとされますが、これはO-157やノロウイルス等の細菌やウイルス感染による下痢症状に主に当てはまり、細菌を体外に排出するためにも下痢止め薬の安易な服用は避けましょう。しかし症状の重度により、体力の消耗や脱水症状が懸念されるため、医師や薬剤師などの専門家に相談をし、症状緩和に適した薬を選びましょう。このように下痢は止めるだけでなく、症状に合わせた服用の仕方も重要です。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • 専門家の皆様へ。病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください

下痢の相談

下痢の体験談

  • 牡蠣が大好きですが下痢に・・・

    下痢・牡蠣

    ある日に何の前触れもなく、下痢と嘔吐をするようになり、食欲もなくなりました。自宅の近くにあるかかりつけの病院で診てもらったら、少し前に食べた生牡蠣にあたったのではないかと言われました。 そして、病院の先生に薬を処方してもらって、自宅に帰って、消化の良いおかゆなどを食べて、薬を飲みました。始めは、本当に食欲もなかったのですが、薬のおかげで、少しは食欲が出て来ました。軟便は、3日間くらい続きましたが…続きをみる
  • こってり系のラーメンで下痢に

    下痢・こってり

    私は、ラーメンが非常に好きであり殆ど毎日食べていました。ラーメンでも豚骨が好きであり、仕事帰りになるとこってりラーメンを食べて帰らないと一日が終わらないような感じがしていました。会社の健康診断では、高血圧になりかけていると診断されていたのですが特に気にすることなく生活を続けていると、ある日からお腹がゆるくなってしまい下痢気味になってしまいました。といっても日常生活に支障をきたすほどではなかったた…続きをみる
  • 下痢を早く治すにはどうすればよいか

    下痢・早く治す

    夕飯を食べたあと、急にお腹が痛くなり、トイレに駆け込みました。すると、下痢を発症しましたので、しばらくトイレにこもらなければいけませんでした。ようやく治まりましたから、本当にひどい目に遭ったとガッカリしました。 このような症状が出た場合、早く治すことが重要だと思いましたので、しばらく横になり、安静を保つことにしました。さらに、どうして下痢を発症したのか知りたくなりましたから、スマホで調べてみたと…続きをみる
  • 下痢は何科を受診するべきか

    Doctors Me 下痢体験談

    高校を卒業した私は定職には就かずアルバイトをしていました。ある日、段々と仕事にな馴れ始めた時一緒に働いてる人に対して段々と苛立ち始めました。その人は仕事が適当で二度手間な事をしているのです。 仲の良い年上の同僚に相談したのですが、あまり気にしない方がいいと言われた。 しかし、真面目な私にとってそんな事は出来ず段々とストレスが溜まっていきそんなある日、用を足していると水のような便が出たのです。普通…続きをみる
  • 胃腸が弱い人から下痢の改善方法を学ぶ!

    下痢 改善

    生まれつき胃腸の働きが弱かったので、子供のころからちょっとしたことでよくお腹を壊し、下痢になっていました。 そんなときの改善方法は、食事が取れそうなときには茶碗に半分くらいのおかゆに梅干しや海苔を添えたもの、食欲が全くなく食事がとれないときには温めたスポーツドリンクを飲んでいました。スポーツドリンクにはアミノ酸などの成分が入っているため点滴の代わりにもなると、前にかかったお医者さんから聞いて…続きをみる
  • 下痢が続いたら検査を受けよう!

    Doctors Me 下痢体験談

    風邪を引いたり、体の調子が悪くないのに、下痢が続くことがありました。毎日ではないものの、治ったり、また悪くなったりという症状を一ヶ月くらい繰り返していました。 そこで、不安に思い胃腸内科を受診しました。私は、大腸の内視鏡検査を希望しましたが、医師によると、私はまだ20代であることと、家族に大腸の病歴がないことから、大腸の検査はしなくていいと言われました。 診断された病名は「過敏性大腸症候群」でし…続きをみる
  • 赤い下痢?!

    Doctors Me 下痢体験談

    私は先日とても怖い思いをしました。ある日急激な腹痛を引き起こしてトイレに駆け込むと下痢をしていました。そして何気無く便器を覗き込むと便器に赤い血が大量に溢れていたのです。 私はその赤い血にびっくりして恐怖でしばらく動けずにいましたが、これは病院に行かなくてはとすぐ様病院を受診しました。すると医師から腸炎だと診断を受けて飲み薬を処方されました。 この腸炎は何らかの形で腸に細菌やウィルスが入る事で腸…続きをみる
  • 下痢をして薬を飲むタイミング

    Doctors Me 下痢体験談

    私は昔からお腹が弱いのか、ちょっとした事ですぐ下痢になります。 風邪をひいて体調を崩した時や、寒い時期に体を冷やしてしまった時、また、なんとなく考え事やちょっとした悩みや不安を抱えている時も、すぐ体調に表れて下痢をしてしまいます。下痢の症状が出る時は不思議と夜なのですが、座って落ち着いているとじわじわお腹が痛くなってきて、しばらく痛みを我慢したのちトイレにかけこみます。その後も3回くらいはトイレ…続きをみる

下痢に関するコラム