消化性潰瘍しょうかせいかいよう

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子どもの病気
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医師監修

消化性潰瘍とは

消化性潰瘍とは、胃や十二指腸の粘膜に起こる潰瘍の総称です。胃の場合は「胃潰瘍」、十二指腸の場合は「十二指腸潰瘍」と呼ばれます。腹痛や吐き気といった症状を引き起こすことで知られています。かつては成人に多い病気だと考えられてきましたが、近年では子供でも消化性潰瘍と診断されるケースが増えてきています。

消化性潰瘍の症状

消化性潰瘍はその部位から胃潰瘍と十二指腸潰瘍とに分類できます。症状の点で、両者の違いはさほどありません。腹痛、吐き気、吐血、嘔吐、タール便などが代表的な自覚症状です。乳幼児の場合には、吐血の量が多かったり、腸に孔が空くといったケースも見られます。
  
胃潰瘍だけに顕著な特徴としては、急性潰瘍が多い点です。そのため、胃潰瘍は前ぶれなく突然症状を現すことが多くなります。十二指腸潰瘍に特徴的な症状としては、食欲と腹痛の関係性です。空腹時は強く痛みますが、食後には痛みが軽減するという場合が多いです。

消化性潰瘍の原因

消化性潰瘍の原因は、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の場合(陽性)とそれ以外の場合(陰性)とに大別できます。陽性であれば、ピロリ菌の持続感染が潰瘍の原因です。ピロリ菌は粘膜の防御機能や修復機能を妨げるため、酸によって粘膜を損傷しやすくなります。十二指腸潰瘍や慢性胃潰瘍では、70~80%程度がピロリ菌陽性の潰瘍です。
  
陰性の場合の原因は多岐にわたり、ストレス性のもの、薬物性のもの、好酸球性胃腸炎やメネトリエ病といった疾患に由来するものなどが挙げられます。急性胃潰瘍は大半がピロリ菌陰性のものです。そのほか、喫煙が消化性潰瘍の危険因子であることもわかっています。また、十二指腸潰瘍には遺伝的因子もある可能性が認められています。

消化性潰瘍の治療法

かつては成人の病気と考えられてきた消化性潰瘍ですが、子供にも内視鏡検査が実施されるケースが増えてきたことで、新生児から思春期までの子どもでも発症が発見されやすくなっています。自覚症状がある場合は、速やかに受診することが勧められます。
  
治療法としては、まずは止血をし、続いて酸の分泌を抑制するというアプローチをとります。止血は内視鏡によって行われます。重度の場合や腸管穿孔を発症している場合は、外科手術が行われることもあります。ピロリ菌陽性の潰瘍では、除菌治療も必要です。
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「ピロリ菌の感染度」チェック

胃がんリスクを高めるピロリ菌…感染度をチェック

胃の中に棲みつき、悪影響を及ぼす「ピロリ菌」。胃十二指腸潰瘍の原因となるだけでなく、胃がんの原因となることがわかってきました。感染経路ははっきりしていませんが、症状からある程度はピロリ菌に感染しているかどうかがわかります。

そこで、ピロリ菌の感染度をチェックできるコンテンツを用意しました。ピロリ菌感染が疑われる場合は、病院を受診して検査を受けるようにしてくださいね。

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今までに胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがありますか?

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