てんかんの症状

てんかんは突然意識を失ったり、手足を突っ張って強直したり、ガクガクとふるえる、脱力する、などの様々な発作による症状が特徴的です。
人によって症状が違いますが、大きく2種類に分類されています。意識を失う全般発作と、脳の一部から始まる発作を起こす部分発作です。さらに細かく症状は分かれており、その症状によって名称も違ってきます。
てんかんの発症年齢は、若年者、老人などに多いです。適切な治療を受ければ発作をおさえ、成長に問題なく、寛解にいたる可能性も高いといわれています。症状が疑われる場合は、早めに専門医の診断を受けることが重要です。

てんかんの原因

てんかんの原因は、「特発性」と「症候性」によって分けられます。
「特発性」の原因ははっきりと解明されておらず、生まれつき症状が現れやすい体質だと考えられます。
「症状性」は、脳に障害が起き、脳の一部が傷つくことが原因で起こることです。人間の脳に張り巡らされている神経細胞が送る電気信号が、なんらかの原因により乱れると、発作を起こすことが分かっています。てんかんの発作は、この神経細胞の電気信号が過剰に働き、痙攣や神経の異常興奮を引き起こすのです。
発作が長く続き、重積すると命の危険を伴うこともあるので、発作が続いている場合は、早めの治療が必要です。

てんかんの治療法

てんかんの発作を予防するためには、坑てんかん薬が効果的です。
飲み忘れなどに気をつけ、しっかりと服薬する必要があります。
また、日常生活において、発作を予防する方法もあります。注意しなければならないのは、睡眠不足です。寝不足の状態が続いていると、発作を起こす確率が高くなります。忙しくともしっかりと睡眠時間を毎日確保することを心がけましょう。
週に2~3回程度の運動を定期的に行うことも、病気の予防に効果的です。日常生活の中でストレスをため込まないことも大切です。