肌荒れとは
肌のきめが荒くなる、毛穴が目立つようになる、カサカサしたりくすんだりする、ニキビや吹き出物などができるー。これらが肌荒れの症状です。 さまざまな原因が挙げられますが、特に日常生活の過ごし方が大きな影響を与えています。脂っこいものや甘いものを食べ過ぎたり、睡眠不足やストレス過多などの生活を送っていると肌荒れになりやすいとされています。 また、女性では生理周期が肌荒れに関連していることもあります。
肌荒れの症状
肌荒れの症状には以下のようなものがあります。
・毛穴が目立つ
・ごわごわする
・乾燥する
・吹き出物が多く現れる
・くすむ
肌荒れが悪化すると肌の皮膚がむけてしまったり、粉を吹いてしまったりします。
女性の場合、肌荒れの状況で化粧をするとファンデーションなどの化粧のりが悪く、化粧をしても粉を吹いてしまうのです。
また、乾燥が著しい場合には肌がかゆくなることも。かゆいからと患部を触っていると皮膚が赤くただれたり、切れてしまうといった症状も現れます。
こうなってしまうと肌はボロボロになってしまい、キメは荒く、うるおいのない肌となってしまうのです。
肌荒れの原因
肌荒れの原因もさまざまです。ここでは肌荒れのよくある原因を紹介します。
皮膚の新陳代謝が悪化したこと
肌は通常、角質層の肌のバリア機能が保たれています。しかしそのバランスが何らかの原因で崩れてしまうと、肌がヒリヒリしたりかゆみを引き起こしやすくなります。
主な原因としては、生活サイクルが不規則であったり、肌の保湿ケアが不十分であることが考えられます。
角質層が外部からの刺激を受けて乾燥が進むと、肌荒れやかゆみがあらわれやすくなってしまうのです。
皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質を保ち、肌のバリア機能を高めることで、花粉やアレルゲンなどの外部刺激に対する過剰な反応を防ぐことができます。
ストレスやホルモンの乱れ
肌荒れの原因には、食生活の乱れやストレス、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足や紫外線の影響などの生活習慣の乱れも挙げられます。
生活習慣が乱れることで起こる便秘も肌荒れの原因です。便秘になると腸内環境が悪化し、新陳代謝が通常の肌細胞の働きだけでは追いつかなくなってしまいます。そのため、身体の中の汚れが取りのぞかれず、肌荒れの原因となってしまいます。
肌への直接的な刺激
高温で水圧が強いシャワーを直接浴びることは肌への刺激としては少し強すぎます。
また、洗顔時の行動も肌荒れの原因となります。
・生え際やフェイスラインなど洗い流しが十分にできていない
・洗顔後タオルでこする
肌表面の角質をはがしてしまうこのような行為は肌荒れの原因になります。
花粉症の人は・・・
花粉症の場合、花粉が肌にひっつくことにより、肌に影響を起こします。
花粉が付いてかゆいからとかきむしると肌荒れになります。
肌荒れの予防/治療法
肌荒れの予防
●生活習慣の見直し
肌荒れの予防には、規則正しい生活・バランスの良い食事・ストレスからの解放が効果的です。
中でも食生活の改善は大切です。特にビタミンや大豆に含まれるたんぱく質を食事に取り入れるよう心がけてください。
反対に食品添加物が多い食品は避けるようにしましょう。
さらに、睡眠不足は肌へのトラブルを招きます。
夜の10時から2時までは睡眠を確保すると成長ホルモンの分泌が多い、肌荒れ予防効果がある時間帯です。 夜更かしはせず早寝早起きを心がけましょう。
●肌へ刺激を与えない。与えるのはうるおい。
入浴するときには、お湯の温度に気をつけましょう。温度を高くしすぎていると肌のかゆみが強くなります。
さらに高温のお湯は肌に必要な脂が落ちる原因となります。体を洗う場合には、タオルで強くこすると皮脂が落ちすぎるだけでなく、肌を痛める原因になります。
乾燥肌・敏感肌の方は特に皮膚の防御力が低下していることから、日頃から乾燥させないように肌へうるおいを与えることが必要となります。
肌荒れの治療法
市販されている肌の保湿クリームなどで治療できます。このときサンプルなどでテストをして、自分の肌に刺激が強すぎないか、肌に合っているかを確認しましょう。
皮膚科に相談することで、自分の肌の治療に適した薬がもらえたり、肌荒れの原因を見つけられます。ビタミン剤や飲み薬、塗り薬を処方されることが多いです。
肌荒れ改善のための正しい洗顔法
肌が荒れている時には、なるべく余計な刺激を与えないことが重要です。
洗顔時のNG行為は、1日に何度も洗顔する、ゴシゴシこする、熱いお湯を使うことなどがあげられます。
皮脂を取り過ぎて皮膚の乾燥を招く原因になるので、注意が必要です。
・洗顔料はしっかり泡立てましょう。
・肌の上で優しく泡を転がすような気持ちで洗います。指先と顔の間に絶えず泡があるようなイメージです
・洗い残しが肌トラブルの原因になるので、すすぎはきちんと行いましょう。
・ぬるま湯で優しく洗い、フェイスラインの泡もすすぎ残しのないようにします。
・タオルで顔を拭く時も優しく水分を抑えるような気持ちで行いましょう。ゴシゴシ拭いてしまうと、タオルの繊維で肌を傷つけてしまいます。
パックの正しい使い方
パックには、クレイ、オイル、シート、泡、ジェル、クリームといろんな形状があります。
パックでのお手入れは、効果的な場合もありますが、長時間肌にのせている刺激やはがすときに摩擦によるダメージを与えることもあるので注意が必要です。
毛穴の汚れを取り除くタイプ、角質をはがすタイプは刺激が強いものです。
あまり刺激がないのは、コットンにたっぷりと美容液や化粧水を含ませ、肌におくだけのコットンパックです。
パックを終えたら、化粧水やクリームなどで、保湿をし、水分を脱がさないようフタをするケアが必要です。
パックは基本的に週に1度で十分です。肌のターンオーバーを正常化させる働きがある炭酸パックや水素パックなどは、月に1度くらいできるといいでしょう。
- このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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