過呼吸の症状

肺や心臓、そのほか呼吸数が増加するようなからだの病気がないのに突然息苦しく感じ、過剰に呼吸をしようとする状態を、「過換気症候群(過呼吸症候群)」と呼ぶことがあります。

以下のような症状をともなうことがあります。
・息苦しい
・胸の痛み
・動悸
・めまい
・手足や唇周囲がしびれる、筋肉がけいれんする、筋肉が固まる

過呼吸の原因

呼吸が速くなると体内の酸素が過剰に増え、血液が急激にアルカリ性に傾くために過呼吸のさまざまな症状が起こります。

呼吸が速くなるのは何らかの要因が自律神経や呼吸中枢に影響を与えるためで、主に以下の2つが挙げられます。

精神的要因


不安や恐怖、怒りや興奮、精神的緊張やストレスなどもきっかけとなることが多いとされています。

病気


パニック障害などの不安症/不安障害やうつ病などの精神疾患の症状として過呼吸が現れることもあります。

なお、激しい運動や肉体的な疲労、発熱などがきっかけとなって過呼吸が起こることもありますが、これは過換気症候群ではありません。

過呼吸の対処法と治療

過呼吸が起きたときの対処法


過呼吸によって脳の呼吸機能をつかさどる部位の働きが変化し、よりいっそう息苦しく感じることがあります。

過換気症候群(過呼吸症候群)の場合、多くは数時間で症状が改善するといわれており、意識的に呼吸を遅くし、5秒以上かけて吐きながら小さな呼吸をゆっくり行うという対応が考えられます。

過呼吸の治療


過呼吸の原因が精神的な要因の場合は、精神科や心療内科で治療を行うこともあります。カウンセリングや、抗不安薬などを使った薬物療法などが行われます。

過呼吸の予防法

過呼吸は、不安になりやすい人や緊張しやすい人などに起こりやすいとされています。

過呼吸になったことがある場合は、過度の緊張や不安、疲労など、以前の発作の原因となった状況を避けるようにしましょう。

呼吸法などの対処法を知っておくことも、発作への不安を軽減させるのに役立ちます。

またパニック障害やうつ病などの精神疾患がある場合は、その病気を治療することが過呼吸の予防にもなります。