医師監修

うつ病とは

うつ病は気分障害の一つで、気分の落ち込みや意欲の低下、物事を楽しめない、食欲の低下や不眠、希死念慮などの症状を呈する疾患です。必ずしもすべての症状がそろわない場合もあり、過眠や過食をきたすケースもあります。休養と抗うつ剤による治療、精神療法が多く行われています。

うつ病の症状

うつ病の症状は精神面の症状と身体的な症状の、大きく二つに分かれます。
  
精神面では、意欲が減退してしまう、一つのことに集中できない、イライラしやすくなる、自責の念に強くかられてしまう、やる気がわかない、生きていることが辛くなってしまうなどの症状が挙げられます。身体症状としては、食欲が落ちたり、不眠、身体のだるさや疲労感、頭痛、過眠、過食などです。一日の中で朝の方が症状が悪く感じることが多くあります。  
   
これらの特徴的な症状がいくつか認められた場合、患者さん本人や家族からの話もうかがってうつ病かどうか診断されます。

うつ病の原因

うつ病は、生真面目さ、責任感が強い、几帳面、仕事に熱心であるというような性質がうつ病になりやすいと考えられています。
  
原因はまだ確定されていませんが、脳の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことが原因の一つとされています。さらに過度のストレスが誘因になるとされ、中でも人間関係や環境の変化からのストレスが特に多く影響します。悲しいでき事や辛いことだけでなく結婚、出産、会社での昇進なども原因となることがあります。
  
また、アルコール依存症や抗がん剤などの副作用でも起こることがあります。一つのことだけでなく複数の原因が組み合わさり発病するとも言われています。

うつ病の治療法

うつ病を防ぐためには大きく4つのことに気をつけます。
  
まずストレスを溜めないようにすることです。本人だけでなく周囲の人々が気づく場合もあります。次に仕事でのストレスを軽減するよう心がけることです。自分だけで処理しきれないことは上司や同僚へ相談し改善の方向を探ります。3つ目は早めに専門家に相談することです。直接会えない場合はメールや電話での無料相談を利用できます。治療は基本的に抗うつ薬を用います。難治の場合は一部の抗精神病薬を用いたりして増強療法を行ったり電気けいれん療法等も検討されます。
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