赤ちゃんの風邪が長引くと、咳・鼻水が中々止まらず、痰がつまった苦しそうな咳をしたりして、そばにいるママたちは安心して夜も眠れず本当に大変だと思います。
また、熱がない時は、どのタイミングで病院に連れていくべきなのかも、ママたちを悩ませるポイントですね。
今回はそんなママたちのために、赤ちゃんの咳と痰について、その種類と気をつけなけらばならないポイント、病院に連れていくタイミングや、ママができる痰を出しやすくする方法など、医師に詳しく解説していただきました。
のどから気管、気管支、肺に至る空気の通り道に感染や炎症、異物があると、気道の分泌物が増えて痰となります。
鼻の奥にある骨に囲まれた空間を副鼻腔と言います。副鼻腔に炎症があると分泌物が増え、気道に流れ込み痰のように見えることがあります。
アレルギーによる鼻炎も同様に、鼻粘膜からの分泌物が増えます。
呼吸音がゼロゼロとなったり、咳が湿った音になります。
また、呼吸が十分にできないと、顔色や機嫌が悪くなってしまい、結果母乳やミルクを飲みにくくなり、尿量が減ったり便秘になることもあります。
ウイルス感染やアレルギー反応がある場合に出ます。
細菌感染がある場合に出ます。
体内の水分が不足していたり、空気が乾燥していると痰が粘っこくなります。
粘っこい痰が多いと、肺の空気の通り道を塞いでしまい、血液中に十分な酸素を取り込めなくなります。
また、痰は気道にトラブルがあるサインなので、感染症や炎症、異物による刺激によって痰がでている場合、放置すると悪化する可能性があります。
赤ちゃんは咳払いをして痰を出すことができません。
しかし、痰のねばつきを和らげて、さらさらした痰にすれば、気道の表面に生えている繊毛という短い毛の働きで、自然と口の方に押し出され、飲み込むことで取り除くことができます。
痰をさらさらにするには、水分をしっかり取らせ、空気を加湿することが有効です。
加湿器を利用したり、濡れた洗濯物を干すといった方法で加湿します。
背中を優しく指先で叩くと、気道に張り付いている痰を出やすくすることができます。
自分で寝返りができない月齢であれば、タオルなどで寝る姿勢を変えてあげてもよいかもしれません。
以下のような症状が出ている場合は早めに受診してください。
・発熱
・顔色が悪い
・呼吸が苦しそう
・母乳やミルクがいつも通り飲めない
・尿が少ない
・体重が減っているまたは増加している
小児科がよいでしょう。
痰の原因を調べ、必要に応じて痰をさらさらにする薬や抗生物質で治療を行います。
痰をさらさらにして出しやすくしたり、気道を潤滑にして痰のすべりを良くする作用のある薬が用いられます。
・チペピジン
・デキストロメトルファン
・カルボシステイン
・塩酸アンブロキソール
上記のような薬がよく処方されます。
咳止め薬と一緒にシロップになっているものが市販されています。
リゾチーム、ブロムヘキシン、セネガ、ウイキョウといった成分が配合されています。
赤ちゃんは大人のように咳払いをして痰を口から出すことが難しく、気道に溜まってゼロゼロという呼吸音になることが多いです。
呼吸音の異常から痰を疑うことが重要です。
(監修:Doctors Me 医師)
また、熱がない時は、どのタイミングで病院に連れていくべきなのかも、ママたちを悩ませるポイントですね。
今回はそんなママたちのために、赤ちゃんの咳と痰について、その種類と気をつけなけらばならないポイント、病院に連れていくタイミングや、ママができる痰を出しやすくする方法など、医師に詳しく解説していただきました。
原因
気道感染症
のどから気管、気管支、肺に至る空気の通り道に感染や炎症、異物があると、気道の分泌物が増えて痰となります。
副鼻腔炎、鼻炎
鼻の奥にある骨に囲まれた空間を副鼻腔と言います。副鼻腔に炎症があると分泌物が増え、気道に流れ込み痰のように見えることがあります。
アレルギーによる鼻炎も同様に、鼻粘膜からの分泌物が増えます。
症状
呼吸音がゼロゼロとなったり、咳が湿った音になります。
また、呼吸が十分にできないと、顔色や機嫌が悪くなってしまい、結果母乳やミルクを飲みにくくなり、尿量が減ったり便秘になることもあります。
種類
透明な痰
ウイルス感染やアレルギー反応がある場合に出ます。
黄色や緑色の痰
細菌感染がある場合に出ます。
粘り気のある痰
体内の水分が不足していたり、空気が乾燥していると痰が粘っこくなります。
危険性
粘っこい痰が多いと、肺の空気の通り道を塞いでしまい、血液中に十分な酸素を取り込めなくなります。
また、痰は気道にトラブルがあるサインなので、感染症や炎症、異物による刺激によって痰がでている場合、放置すると悪化する可能性があります。
赤ちゃんの痰を出す効果的な方法
赤ちゃんは咳払いをして痰を出すことができません。
しかし、痰のねばつきを和らげて、さらさらした痰にすれば、気道の表面に生えている繊毛という短い毛の働きで、自然と口の方に押し出され、飲み込むことで取り除くことができます。
空気を加湿する
痰をさらさらにするには、水分をしっかり取らせ、空気を加湿することが有効です。
加湿器を利用したり、濡れた洗濯物を干すといった方法で加湿します。
背中を指先で叩く
背中を優しく指先で叩くと、気道に張り付いている痰を出やすくすることができます。
自分で寝返りができない月齢であれば、タオルなどで寝る姿勢を変えてあげてもよいかもしれません。
赤ちゃんの痰を病院で治療をしてもらう場合
病院に行く目安の症状
以下のような症状が出ている場合は早めに受診してください。
・発熱
・顔色が悪い
・呼吸が苦しそう
・母乳やミルクがいつも通り飲めない
・尿が少ない
・体重が減っているまたは増加している
専門科目
小児科がよいでしょう。
治療方法
痰の原因を調べ、必要に応じて痰をさらさらにする薬や抗生物質で治療を行います。
薬
痰をさらさらにして出しやすくしたり、気道を潤滑にして痰のすべりを良くする作用のある薬が用いられます。
病院で処方される薬の種類
・チペピジン
・デキストロメトルファン
・カルボシステイン
・塩酸アンブロキソール
上記のような薬がよく処方されます。
市販薬
咳止め薬と一緒にシロップになっているものが市販されています。
リゾチーム、ブロムヘキシン、セネガ、ウイキョウといった成分が配合されています。
最後に医師から一言
赤ちゃんは大人のように咳払いをして痰を口から出すことが難しく、気道に溜まってゼロゼロという呼吸音になることが多いです。
呼吸音の異常から痰を疑うことが重要です。
(監修:Doctors Me 医師)