発熱の定義・症状

感染症法では37.5度以上を発熱と定めています。また、38度以上になると「高熱」です。

しかし、人によって平熱は異なります。大事なのは普段の自分の平熱と比べて高いのかどうか、体調が悪いのかどうかです。

受診をしたほうがいい症状


以下のような場合は、緊急で受診が必要です。
・呼吸が苦しい
・意識がもうろうとしている
・起き上がることができない
・海外から帰国した直後

発熱の原因

発熱の原因としては、以下などが挙げられます。

・感染症
・がん
・ストレス
・膠原病(自己免疫疾患)
・ホルモン異常
・けが など


感染症


発熱の代表的な原因の1つは、風邪やインフルエンザといったウイルスや細菌感染による病気です。

発熱は体内に侵入した病原体から自分を守るための正常な反応で、発熱によって病原体の増殖を抑えたり、免疫機能を活発にさせたりします。

ストレス


ストレスによって自律神経が正常に働かなくなり、体温調節中枢の機能が低下してしまうことが原因だと考えられています。

いつも以上に休息をとり、睡眠時間をしっかりと確保するなどの対策が必要です。

発熱への対処法

発熱した場合は、まずは休養です。水分補給をしっかりして適度な栄養を摂りましょう。

むやみに解熱剤などで体温を下げると病原体の増殖を助けるため、控えましょう。

ただ、症状がつらく水分もとれない、ぐったりするなどの場合には解熱剤を使用してください。

脱水症状や嘔吐、微熱が長く続いている場合などは、内科などに受診しましょう。

発熱の予防

手洗い・うがい・マスク


発熱は、風邪で発症すること多いです。ウイルスや細菌に感染しないために、家に帰ったらまず手洗い・うがいをして、普段からマスクをつけましょう。

疲労やストレスを溜めない


疲れやストレスが溜まると、熱だけに限らず体調を崩しやすくなります。日頃から無理はせず規則正しい生活をし、定期的にリフレッシュすることも予防の1つです。