靴擦れくつずれ

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

靴擦れとは

靴擦れとは、足と靴が擦れてできた傷のことを指します。主に、足のサイズや形に合わない靴を長時間履き続けることが原因で発生します。

むくみなどで一時的に足が大きくなったり、新品の靴を履いたり、素足で靴を履いたりすると、皮膚が擦れてダメージを受けやすくなります。靴下やタイツなどで足を保護したうえで、サイズが合致している履き慣れた靴を履くようにすることが大切です。

靴擦れの症状

靴擦れを起こすと、赤くなったり、足の皮膚がめくれたり、水ぶくれや擦り傷ができたりします。ひどくなると、傷が化膿することもあります。

靴擦れの原因

自分の足の形


自分の足の形が原因となるケースでは、外反母趾などの特殊な足の骨の形が靴と合わず、靴とフィットしていない部分に隙間ができて摩擦が生じ、靴擦れとなります。

また、左右の足の大きさや形状が異なる場合にも靴擦れを起こしやすいです。

靴の形


自分の足の形に問題がなくても、靴の形が特殊だと足に合わず、靴擦れを引き起こしてしまいます。

革製の靴や堅い素材でできたブーツやヒールなどの靴、足先が細い形状の靴など、足を傷付けやすい形の靴は、靴擦れのリスクを高めます。

また、踵(かかと)が合っていない靴を選ぶと、踵の後ろに隙間ができ、歩くたび擦れやすくなります。新しい靴を選ぶときは注意しましょう。

歩き方や姿勢


歩き方や姿勢が原因で靴擦れを起こすこともあります。左右の靴底の擦り減り具合が違う場合は、歩き方に癖がある可能性があります。正しい姿勢で歩くようにしましょう。

靴擦れの治療

靴擦れを起こしたら、まず患部をよく水で洗って清潔にします。

水ぶくれがつぶれていない場合


軽い擦り傷や少し赤くなっている程度の場合は、水で洗ってから絆創膏を貼って保護してください。

水ぶくれができている場合、潰さずに放置して自然に治るのを待ちましょう。水ぶくれの中の液体には、皮膚を回復する成分が入っています。

水ぶくれが潰れていたり、皮がめくれたりしている場合


水ぶくれが潰れていたり、皮がめくれてしまっている場合は、水でよく洗ったあと、消毒液はかけずに湿潤療法用の絆創膏を貼って保護するとよいでしょう。

化膿してしまった場合


靴擦れの箇所が悪化して化膿してしまった場合は、皮膚科で診てもらうようにしましょう。内服薬や外用薬を使用して、治療していきます。

靴擦れの際の注意点


靴擦れができているときは「原因となった靴を治るまで履かないようにすること」が大事です。

靴擦れができても原因となった靴を履き続けていると、傷を悪化させてしまいます。やむを得ず同じ靴を履かなければいけないときは、なるべく患部に靴が接触しないように工夫しましょう。

分厚い靴下を選んだり、インソールを入れて履くことで、患部への接触を多少減らすことができます。

靴擦れの予防

自分の足に合った靴を選ぶ


靴擦れの予防策としては、まず自分の足に合った靴を選ぶことです。

靴を購入する際は、試し履きをすることはもとより、足がむくみがちな夕方に靴選びをすることも大事です。

靴の中の摩擦を減らす


素足で靴を履くと靴の中が蒸れやすく、摩擦が起こりやすくなります。靴内を清潔に保つためにも、靴下やストッキングを履くことをおすすめします。

また、インソールを入れたり、靴擦れが起きやすい場所にテーピングをしたり、靴内にワセリンやベビーパウダーを塗ってすべりをよくしたりすることも有効です。

歩き方を見直す


歩き方や歩く姿勢が悪いことも靴擦れの原因になります。靴擦れが頻繁に起こる場合は、歩き方や姿勢に癖がないか見直してみましょう。

靴擦れの薬の上手な選び方・使い方

詳細をみる
靴擦れが起こった場合は、一般的には自然治癒が望ましいとされています。しかし症状にもよるため、まずは応急処置をして様子を見ましょう。

皮がむけていない水ぶくれの状態であれば、できるだけ皮を破かないようにし、絆創膏で患部を保護します。水ぶくれの中に含まれている水分は、リンパ液と言って皮膚を再生する成分のため、むやみに破ってしまうと治りも遅くなってしまいます。水ぶくれが破けてしまった場合は、水道水で洗浄し雑菌やゴミを取り除きます。不衛生な状態のままだと、雑菌により患部が化膿して悪化する可能性があるため注意しましょう。なお、最近では患部を乾燥させかさぶたを作るよりも、湿った状態を保つことが皮膚の再生には効果的とされています。これを「湿潤療法(モイストヒーリング)」といいますが、患部を洗浄した後、ワセリンや傷用の軟膏を塗った状態で患部を保護すると効果的です。薬局などで湿潤療法専用のかさぶたを作らないタイプの絆創膏なども多く市販されています。患部が化膿してしまっている場合は、市販の内服薬や外用薬を使うのも有効ですが、ひどい痛みや腫れが続くようであれば、自己判断での使用は控え医療機関を受診しましょう。
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