皮下出血(内出血)の症状

打撲や打ち身などで、皮膚の下の血管が破れて血が溜まることにより、紫色っぽいあざができます。ぶつけた数日後に、あざができることもあります。

重症度にもよりますが、あざが消えるまでは数日から数週間ほどかかります。

皮下出血(内出血)の原因と対処法

皮下出血の原因としては、いくつか挙げることができます。

打撲や捻挫など


皮下出血の多くは、打撲や捻挫などの怪我で起こります。治療は必要なく、自然に治っていきます。

受傷後は、腫れや赤み、熱感を緩和させるために冷やすことが大切です。数日後に腫れがひいたあとは、温めて血行をよくすると多少治りが早くなると考えられています。

薬の副作用


心臓の病気などで血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、効きすぎてしまい、内出血を起こしやすくなることがあります。

怪我をしないように気をつけることが大切です。

血友病などの病気


ぶつけたり転んだりした覚えがないにもかかわらず、皮下出血を繰り返す場合は、血友病などの病気が隠れていることがあります。

内科や血液内科を早めに受診してください。血液凝固の機能に異常がないかを検査します。

皮下出血(内出血)の予防

皮下出血の予防としては、まず無闇に転んだりぶつけたりしないようにすることです。

高齢者は、手足が悪いと転びやすくなります。杖を使ったり、一緒に歩いてもらったりするなど、対策するとよいでしょう。

子どもの場合は、走っていて転んで皮下出血することが多々あります。滑りやすい場所で走らないように注意を促しましょう。