一人暮らしで風邪インフルエンザになってしまい、一人でどうしたら良いか分からず、辛いを思いをした経験がある人は意外と多いと思います。

 

特に高熱が出て思うように身動きができないため、食事を摂るのが難しいのではないでしょうか?

 

今回は、そんな時の対処法を、医師に教えていたきました。ぜひ、コンビニでお手軽に買える食材リストなども参考になさってください。

 

 

インフルエンザかも?病院に行く判断基準

病院を受診する男性 

抗インフルエンザ薬での治療を希望する場合は、以下の症状が始まってから48時間以内の内服が有効とされています。

 

インフルエンザの症状

・38度以上の発熱

・悪寒

関節痛

筋肉痛

頭痛

だるさ

鼻水

くしゃみ

喉の痛み

 

インフルエンザは自然治癒する?

48時間以後でも処方を受けることはできますが、効果は感じにくくなると考えられます。なぜなら、インフルエンザは自然治癒する傾向がある病気であり、薬を使用しなければ治らないということではないからです。

 

薬を使わなければ発熱が3〜7日程度続くが、薬を使用すれば解熱を1日程度早めると言われています。

 

注意点

喘息糖尿病など何らかの持病がある場合や、免疫抑制剤やステロイドなど免疫力を下げる薬を飲んでいる場合は早めに受診しましょう。

 

 

一人暮らしでインフルエンザになった時の「買い物リスト」

コンビニで買い物する男性 

コンビニで買う場合は、調理がほとんどいらず、保管も効くので、普段から備蓄しておくと良いでしょう。災害時のストックにもなります。

 

摂取したい栄養素

水分、糖分、塩分、回復を助けるビタミン、炭水化物、消化の良いタンパク質(半熟卵、鶏肉、豆腐など)などを摂りましょう。

 

消化の悪い脂っこいものや食物繊維の多い野菜、辛いものは避けるようにしましょう。

 

口当たりの良いもの

□ ヨーグルト

□ 果物ゼリー

□ スポーツ用のゼリードリンク

□ アイスクリーム

□ プリンといった

 

果物(剥くだけで食べられるもの)

□ バナナ

□ みかん

 

レトルト・インスタント食品

□ おかゆ(卵を入れて電子レンジでチンしたもの)

□ インスタントの味噌汁やスープ

□ 冷凍うどん(ゆでて納豆と乾燥ネギや冷凍ミックスベジタブルを入れたもの)

□ アルミ鍋に入った冷凍の鍋焼きうどん

□ パックに入ったごはんを使用したお茶漬け

 

飲料

□ スポーツドリンク

□ 経口補水液

 

インフルエンザの時に食事は無理にでも取ったほうが良い?

水分が取れていれば無理に食べなくても問題ないですが、スポーツドリンクや経口補水液で塩分や糖分を補うようにしましょう。

 

 

インフルエンザで水分補給をしなければならない理由 

水分補給 

どのくらいの量の水分を取れば良い? 

最低一日2リットル、それに加えて汗を余計にかいた分を補う必要があります。眠りから覚めた時にはコップ一杯分程度を飲むようにしましょう。尿の色を見て、薄い色の尿が勢いよく出ている状態であれば水分は足りています。

 

水分を取らないリスク 

脱水になると熱が下がりにくくなり、臓器に行きわたる血液が不足することで臓器の機能が落ちます。重症の脱水になると意識がもうろうとし、水分を飲む行動を取ることもできなくなります。

 

 

一人暮らしで備えておきたいアイテム 

体温計やマスクなどの風邪グッズ 

体温計

発熱があるかないか、微熱なのか高熱なのかを把握するにも必需品です。 

 

マスク

外出せざるを得ない時や宅配物を受け取りに出る時には他人にうつさないようにマスクをしましょう。寝る時にマスクを2重にし、間に濡らしたガーゼやティッシュをはさむと、鼻・のどを加湿することもできます。

 

加湿器

乾燥していると息がしづらく、ウイルスの増殖も盛んになります。

 

保冷剤、保冷シート

インフルエンザの発熱は冷やしたぐらいでは下がりませんし、熱は出ていたほうが免疫力が働きやすいですが、脇や足の付け根を冷やすと気持ちいいです。

 

解熱薬

インフルエンザの際に比較的安全に使用できるとされているのはアセトアミノフェンです。市販薬でも頭痛薬・解熱鎮痛薬として市販されています。

 

サリチル酸系(アスピリンなど)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)、メフェナム酸(ポンタールなど)は脳炎やライ症候群といった合併症を引き起こすリスクがあると言われており、特に避けるようにしましょう。これらの成分は市販の風邪薬にも含まれているため注意が必要です。

 

 

一人暮らしでインフルエンザになった時のお役立ちサービス

ネットスーパー 

ネットスーパー・宅配サービス

物資があれば何とかやっていけそうだが買い物に行くのが難しい場合、ネットスーパーや宅配サービスを利用しましょう。

 

コンビニの商品をオンラインで注文し、即日宅配してくれるサービスもあります。あらかじめ会員登録して一度使用しておくと勝手が分かって安心です。

 

便利屋・民間救急

友人や親きょうだいに支援を頼めない場合、便利屋や民間救急を頼むということもできます。

 

救急受診できる病院が分からない場合、「◯◯市 救急情報」などで検索すると、夜間救急病院の情報を探せる自治体のWebページが見つかるでしょう。意識がもうろうとしている場合、起き上がれない場合などは救急車を呼びましょう。

 

 

一人暮らしでインフルエンザを重症化させてしまう場合

風邪で仕事する男性 

無理して仕事をしようとしたり、根性で治そうとして受診のタイミングを逃すと重症化する可能性もあります。

 

いつの間にか意識を失っていたということがないように、会社の同僚でも友人でも家族でも、体調が悪いことを告げ、一日一回でも連絡をしてもらい安否確認してもらえると安心かもしれません。

 

 

最後に医師から一言

防災グッズ 

食料や日用品を多めに備蓄しておくと、病気の時だけでなく災害時の備えにもなります。余裕をもって準備できる時にしておくと良いと思います。

 

(監修:Doctors Me 医師)

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