睡眠障害すいみんしょうがい

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こころの病気
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医師監修

睡眠障害とは

睡眠障害とは、睡眠に関して何らかの問題が起こっている状態のことです。
症状は日常生活に支障をきたすほどに深刻になる場合が多く、睡眠によってもたらされる身体と心の疲労回復をはじめとする睡眠の効果を妨げてしまいます。

ここでは主に3種類の睡眠障害についてお伝えします。
・不眠症 :眠ることが困難になる
・過眠症 :常に眠くて仕方がない
・睡眠時随伴症:睡眠中に不自然な行動や言動を伴う

眠りに付けないことを睡眠障害と考えてしまいがちですが、昼間に眠たくて仕方ない、睡眠のリズムが乱れてしまっている状態のことも睡眠障害に含まれます。問題を放っておくと生活習慣病やうつ病などになってしまうことがあります。

睡眠障害の症状


睡眠障害の症状は、睡眠について何かしらの問題が起こります。現れてくる症状はそれぞれ異なります。

●不眠症
・寝つきが悪い
・熟睡できない
・朝早く目覚めてしまいその後なかなか眠れない
このような症状が起こることで、日中にも眠気を感じるようになります。それに伴い、集中力が散漫になったり、食欲がなくなったり身体やこころに不調を感じます。それが繰り返されることで、眠りに付けないことへ不安や緊張を感じるようになることもあります。
不眠症について詳しく見る


●過眠症
・夜十分に眠っているのに、日中眠くて仕方がない
・会議や運転の最中であっても昼間ふっと眠ってしまうことが多々ある
特に、睡眠は十分にとっているのにこのような症状が見られる場合には注意が必要です。

過眠症の仲間に、感情が発作的に起こると身体の力が抜けてしまう『ナルコプレシー』という病気もあります。


●睡眠時随伴症(すいみんじすいはんしょう)
・睡眠時に何かしらの行動をする
・睡眠中に大声を上げたり、立ち上がって歩き出したりなどの行動
本人は眠っているため自覚がないことが多く、周囲の人が気付いて指摘してあげることが大切です。さらに、行動の途中で起こしたとしても覚醒することが非常に難しいとされています。

なお、子どもに見られる睡眠時の行動(夢遊病のようなもの)は成長過程でなくなってしまうことが多いです。
睡眠の質、大丈夫?まずはセルフチェックしよう

睡眠障害の原因


睡眠障害には、その種類によってさまざまな原因が考えられます。

●不眠症の原因
環境 :気温や明るさ、時差など
身体 :かゆみや痛みなど
こころ:ストレスや緊張、こだわりなど
生活 :カフェインやアルコールの摂りすぎ、薬の副作用、運動不足など
不眠症について詳しく見る

●過眠症の原因
・脳の機能の異常
・質の良い睡眠がとれていないこと
長い時間眠っている場合でも、しっかりと休めていないときには過眠症にかかることがあります。


●睡眠時随伴症の原因
・脳が発達途中である(子どもの場合)
・慢性的なストレス


いずれの場合にも、個人で「私は睡眠障害だ」などといった決めつけを行うのは危険です。適切な治療を受けるため、まずは専門の医療機関で、外的な要因によるものか、内的な要因によるものかを診断してもらいましょう。
睡眠に不満?まずはセルフチェックしよう

睡眠障害の予防/治療法

≪予防≫
睡眠障害を予防するためには、まずは睡眠という習慣を見直してみましょう。
何時に眠って何時に起きたかを記録する「睡眠日誌」を毎日つけるのも効果的です。また、睡眠時以外に寝床で過ごすなど、不必要な昼寝を繰り返すなどの生活習慣も改めることが必要です。

ほかにも、以下の点を気を付けてみてください。
・常に精神的ストレスを感じていないか
・アルコールやカフェインなど摂りすぎていないか
・睡眠に入る環境は快適か(温度や明るさ、枕の高さなど)
・お風呂につかっているか
・眠る直前に過度な飲食をしていないか
・定期的な運動をしているか


毎日の生活でストレスを完全になくすことは難しいと思います。しかし、眠りにつくときはそれらを忘れようとしても、だれにも咎められません。まずは自分の身体の声を聞くようにしましょう。


≪治療法≫
睡眠障害が続く場合は医師に相談しましょう。
睡眠についての検査をしたのち、薬物治療や話をすることで眠れない「くせ」を改善していく認知行動療法を行い、治療することが多いです。

なお、薬の副作用や持病によって睡眠障害の症状が現れたときには、医師に相談しましょう。
あなたの睡眠、良質?まずはセルフチェックしよう

睡眠障害の薬の上手な選び方・使い方

詳細をみる
なかなか寝つけない、眠れても途中で何度も目が覚める、などの睡眠障害は日常生活に支障が出るので辛いものです。しかし、睡眠障害も上手に薬を選び、使うことで改善されます。

まずは「睡眠障害かな?」と思ったら、医師に相談しましょう。症状が軽ければ内科でも対応してくれます。しかし重いようであれば心療内科や精神科といった専門科の受診をお勧めします。医師には「いつ頃から眠れないのか?寝つけないのか?途中で起きるのか?最近なにかストレスがたまるようなことはないか?」など睡眠障害かどうか、またその度合を知るために問診をされます。単なる睡眠障害ではなく、うつ病など、他の症状が影響している場合もあるため、きちんと答えましょう。あなたの返答を聞いて、医師はどの薬を使用するかを決め、処方されます。

薬は指示された量をきちんと飲みましょう。そして大切なことは、薬を飲んだらすぐに横になって眠れる態勢になることです。薬を飲んだものの、横にならずに何かをしていると、ちょうどよく眠気が来たタイミングを逃し、寝そびれてしまうことがあります。また、記憶がないまま行動することがあるので、「薬を飲んだらすぐに横になる」を徹底しましょう。
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