心内科について

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心内科とは心療内科の略で、ストレス社会と言われている現代では欠かすことのできない診療科目です。心身症と呼ばれる病気を扱っています。心と身体の病気だけでなく、患者さんを取り巻く環境などを考慮して総合的に治療を行っています。現代は医学が進歩したため、慢性的病態や生活習慣病、機能的病態など病気が細分化されています。そこで、心身症を専門的に治療するためにこのような診療科目が生まれました。こういった病気にストレスが大きく関わっていることは知られていますが、現在の環境が影響を与えているたけでなく、幼少時の体験や性格なども大きく影響しています。さらに、労働環境や学校の環境、家族関係、災害のトラウマなどの心理的因子も病気の原因となっています。こういった分野の医師は原因を究明し投薬のみならず、ストレスフリーな生活を送るためのアドバイスも行っています。つまりこの分野で扱う病気は、心だけが原因となり生じるわけでは無いのです。

診療科目には心内科、精神科、神経内科などがありますが、これらの違いは分かりづらいものですが、どのようになっているのでしょうか。心内科はストレスが身体に起こす病気で、心身症と呼ばれる身体疾病を扱っています。精神科は精神疾病を扱っており、代表的な症状として不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚などがあります。ストレス社会の現代において、こういったうつ病、不眠症などの病態の場合、精神科に相談をしましょう。神経症や統合失調症などもこちらに含まれます。精神疾病は身体症状を伴う場合もありますので、まずは精神科で診療を受けてください。また、開業医の中には精神科でありながら心療内科という看板を抱えているケースがあります。これは、精神科という名称に抵抗を感じる患者さんが多いことからです。神経内科とは神経や脳を取り扱っています。身体に不調を感じており、それが過度なストレスを原因としているのであれば心療内科に相談をしましょう。

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