心療内科と初診について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

心療内科は一般的な内科や外科などと違い、どのようなときに行けばいいのか分からないことも多いものです。特に初診となると不安を抱く人が多いです。心療内科に行くきっかけというのは、どういったものでしょうか? 腹痛や下痢が続く、頭痛が治らない、喘息が悪化した、などといった症状があった場合、ほとんどの人が、内科や呼吸器科などに行きます。しかし、検査をしても原因が分からない、といった場合があります。それは薬で一時は改善されたとしても、また腹痛や下痢が起こる、ということも。それはストレスが原因となっている場合があります。 ストレスが強くかかっている状況の中に長くいると、体に負担がかかり、病気を発症させることがあります。その結果、胃潰瘍やストレス性胃炎、過敏性腸症候群などの病気を発症することがあります。過敏性腸症状群は、腹痛を伴う下痢や便秘が慢性的に起こる状態です。商談中や通勤電車の中で急に便意を催しトイレに駆け込む、といったことが頻繁に起こりますが、レントゲンや内視鏡検査をしても異常は見当たりません。このような状況になったら心療内科の受診が必要となります。

心療内科での初診は、まずカウンセリングの場を設けるなどして、心理士が患者の話を聞きます。その前に問診などに記入したり、いつくかの質問を書いたりすることも多いです。その上で医師が患者さんの症状や悩み、表情、心理テストなどの結果をみて、診断をします。その診断の結果を受け、心理士が治療方法に関して提案し、合意のもと治療が行われます。 初診において注意したいのは、自分に合っている病院か、信頼できるかをチェックすることです。こちらの話をよく聞いてくれるか、治療方法や薬などの説明を丁寧にしてくれるか、といったことを確認しましょう。話もよく聞かずに薬だけを処方したり、薬の量がやたらと多いのに説明がなかったり、などといった心療内科は根本的な改善が期待できない可能性もあります。信頼できる心療内科を選ぶためにも、初診で信頼できない、と感じたら違う医療機関を選ぶことも大切です。

関連する基礎知識