かゆみ

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

かゆみとは

かゆみは、痛覚の一種だといわれていて痛みのかなり弱いものとされていたこともありますが、近年では相互に複雑に関係している別の神経系で伝達されているという説も出てきています。
かゆみがおこる病気には全身性のものと部分的なものに分類されます。発疹がでている場合とでない場合とでも分類されます。原因になる疾患には多くのものが報告されています。その中には、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などがあげられ特徴的です。最近ではあまり見られなくなった水庖性類天庖瘡などもあります。また、薬物性の副作用からおこる肝障害などでもおこるようです。さらに希なもののなかには寄生虫症などもあり注意が必要です。毎日の生活の中でのストレスに対する改善策も考えなければいけませんし、じゅうたんにいるダニが原因になっていることもありますので清潔を保つことも必要です。

かゆみの症状

かゆみの症状は、皮膚や眼球(結膜)、鼻の粘膜などに起こる、思わず引っ掻きたくなるような感覚のことです。むずむずとした感覚があり、症状が起こると引っ掻きたくて仕方がなくなります。
しかし、引っ掻くという行為は間違いではなく、外因的な原因の場合であれば、引っ掻いて皮膚などについた有害物質を落とすことができます。もとより脳は有害なものを感じると痛みとして排出させようとしますが、それほど有害ではないがこのまま付着していると有害になるものはかゆみという症状になるのです。皮脂などはこれにあたり、多くの場合お風呂などで体をこすって洗い流すことで解決することができますが、それ以外の内因的な原因の場合、ひっかいたりこすったりすることで解決することはできません。むしろ掻いている間は圧力がかかることによって、むずむずとした感覚がまぎれるものの、掻かなくなるとかゆみがひどくなる場合があります。これは体内に問題があるため、ひっかくことで原因となるものをはらい落とすことができないためですが、脳はその原因がどこにあるかまでは判別できないため、常に症状を生むのです。それに気づかず引っ掻くことで、爪などにより皮膚や粘膜が傷つけられ、皮膚がはがれることによって出血することもあります。

かゆみの原因

皮膚・目・耳や鼻のムズムズといったかゆみでも様々なタイプがあるが原因も多種多様です。
発疹のある疑われる疾患では接触性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎・蕁麻疹・疥癬・白癬・手湿疹・尖圭コンジローマ・肝障害・水疱瘡などが挙げられ局所的な発疹が多く接触性はカブレで通用しますが、虫・植物・化学物質など多く存在しアレルギー性とも区別されています。アレルギーは接触よりも摂食・吸引(呼吸)などによって引き起こされるケースが多く埃などに接触する事でも反応して痒くなります。白癬などカビなど真菌によって引き起こされるケースもあり予防として清潔を心掛け常在菌バランスを崩さない生活をする事も重要になります。
発疹がない疾患では結膜炎・皮膚掻痒症・外耳炎・外陰炎・慢性腎不全・アレルギー性鼻炎などがあり、中にははっきりとした限定的な部位ではなく全身的にかゆみを感じるような糖尿病や腎不全などではムズムズと乾燥肌を感じます。発疹がないケースでは倦怠感・乾燥感・黄疸や局所的な充血・鼻水・耳ダレ・オリモノ異常・悪臭・閉塞感なども発現します。
かゆみは痛覚の一つで、細菌などによる炎症や緊張などの心因性・環境誘発因子(埃など)によって起こります。

かゆみの予防/治療法

主に薬剤療法による治療が一般的で痒み止めとして抗ヒスタミンやステロイドなどの内服薬・塗布薬・点眼薬・点耳薬が処方されます。糖尿病や腎不全など免疫機能低下によって引き起こされるかゆみについては原疾患の治療が先決になり、根治できない疾患ではかゆみに対する対症療法になります。肝疾患による痒みにはお薬が専用の最近登場しています。
白癬や疥癬など真菌による皮膚疾患では抗真菌薬を内服、塗布して治療を行い、原因によって対応が違います。
アレルギー性では原因物質であるアレルゲンに接触しないように注意する事が最も有効な予防法ですが、接触した場合は皮膚疾患以外のアナフィラキシーショック(呼吸不全など)に注意します。入浴や季節性による乾燥が原因では保湿剤を塗布して予防に努め、アレルギー性でも保湿剤を常に塗布する予防法が効果が高いと評価されています。入浴の際にも石鹸を使ったり、タオルやナイロンタオルで擦らないように注意して刺激の少ない衣類(綿)に着替えるなどします。痒い事が刺激になり掻き壊す事がないように注意し、痒いと眠りも損なわれますので早期の対処(原因究明・治療)が重要な鍵となります。繰り返し痒くなるようであればアレルギーを疑い、血液検査(IgE抗体検査)を行う必要があります。
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