手の痛み(腱鞘炎)の症状

腱鞘炎は、以下のような症状から始まります。

・手首や指の使用中の不快感やだるさ
・手や指を動かすと、痛い
・指が腫れる


炎症がひどくなるにつれて、痛みを感じる箇所が明確になります。痛み・不快感が継続的に起こるようになると日常生活に支障が出てきます。

他にも、指を動かしている時に、カクカクと引っかかる感覚があることもあります。これは、「バネ指」といった状態の可能性が高いです。

バネ指とは、腱鞘炎がさらに進むことで起こりうる症状で、腱鞘という膜がプクっと腫れあがり、そこに滑液が溜まってコブが作られてしまいます。指を動かす時に、そのコブが引っかかってしまうのです。

手の痛み(腱鞘炎)の原因

手首や指などを酷使すると、腱と腱鞘の間に摩擦が起こって腱鞘炎になります。

手を酷使する仕事


パソコンやスマホを酷使する仕事や作家・漫画家、ピアニストなど手を酷使する仕事をしている人、育児や家事などを行う人は腱鞘炎になりやすいです。

ホルモンバランス


また、女性の場合は、ホルモンバランスが変化する妊娠・出産時や更年期などで手や指がむくみやすく、腱と腱鞘がこすれやすくなるため腱鞘炎を起こしやくなります。

手を使うスポーツ


他にも、ゴルフや野球、テニスなどのスポーツでも腱鞘炎になりえます。

手の痛み(腱鞘炎)の治療

安静にする


まず患部を安静にして負担をかけないようにします。手首や指にテーピングや専用のコルセットをするなどして固定します。

腱は皮膚からも浅い場所にあることが多いため、炎症を起こしたばかりのときは、冷感湿布や冷却スプレーで患部を冷やすことも有効です。

市販薬を選ぶ際は、炎症を抑えたり痛み止めの成分が配合されているものがよいでしょう。

腱鞘炎が慢性化している場合は、血流をよくするために患部を温めることもあります。

手術をする


痛みが強い場合は、炎症を抑える効果のあるステロイド薬の注射をします。1回の注射で改善することもありますが、改善しない時は、1週間おきに4回程繰り返すこともあります。

それでも症状が改善しない、何度も腱鞘炎を繰り返すという場合は、腱鞘を切開して傷ついた組織を取り除く手術が検討されます。

手術によっては、局所麻酔で行われ、日帰りで受けることが大半です。腱鞘炎の痛みに悩んでいる場合は、手術について主治医に聞いてみましょう。

手の痛み(腱鞘炎)の予防

腱鞘炎は主に手首を酷使することによって発症します。そのため、普段の生活で手首に負担をかけないようにすることが予防となります。

PCやデスクワークを行う時は、休憩を挟むようにしたり、手首用のクッションを使ったりして、手首への負担を極力少なくしましょう。

ゴルフや野球などの手首をよく使うスポーツ選手やピアノなどの楽器奏者は、手首のストレッチや休憩を挟んで、酷使しすぎないようにしましょう。

また、手や指にむくみがあると腱鞘炎のリスクが上がります。そのような時は、手を心臓よりも高い位置にあげることで、むくみが解消されやすくなります。