腰痛ようつう

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様々な症状
運動器系の病気
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医師監修

腰痛とは

腰痛とは、炎症などいろいろな原因で痛みを感じる状態を指します。痛みを感じる期間によって急性、亜急性、慢性と分類されることがあります。
痛みの原因がわからない場合は、検査をする必要がありますので整形外科など該当診療科目を受診しましょう。受診することで原因がわかり症状が緩和されたり、原因の病気の特定ができますが、反対に受診しなければ痛みを悪化・進行させ、治療が長引くことがあります。まずは確実に受診し、治療期間が長期間に及ぶ場合は医療制度を上手に利用しましょう。

症状

腰をおさえる女性
腰痛に多く見られる症状としては、鈍い痛み、差し込ような痛み、痺れるような痛みなどです。痛む部位も骨、筋肉、関節とさまざまあり、それによって痛み方も治療方法も変わってきます。痛みの強さの度合いや種類は個人差があります。

腰痛の原因の1つとして、筋肉の炎症があります。腰痛が発生した際、レントゲン撮影をして脊椎に異常がなければ、筋肉の炎症による腰痛症と診断されます。この場合、急に腰をひねったり、重いものを持ったり、スポーツをしたりといった行動が主な引き金になっています。腰の一部または全体が痛む症状で、対策としては筋肉の炎症が治まるのを待つことになります。痛みによるストレスが強いときは、湿布や痛み止めが用いられます。一方、脊椎に異常があり、筋肉に炎症が起きやすくなっていることもあります。この場合は、腰の痛み止めと同時に、脊椎に対する治療も行われます。腰痛が生じた場合は、整形外科で原因を究明することが早期治癒への近道です。


よくある腰痛


腰の痛み
・疼痛
・刺し込むような痛み
・鈍い痛み
・チクチクする痛み
・痺れる痛み

また、痛む部位が骨・筋肉・構造的な部位かによっても痛みが変化します。痛みの頻度・発現時間・発現する時間帯なども変わってきます。

腰痛に伴って起こる症状には発熱・下肢の痛みや痺れ・臀部の痛み・不正出血・うつ状態などがあります。

腰痛を伴う病気や症状


更年期の女性
更年期障害(ホットフラッシュ・貧血・のぼせ)
・生理や妊娠・子宮癌(イライラ感・性器からの出血)
・ヘルニア(排泄障害)
・骨粗鬆症(腰が曲がる・圧迫痛)
・腎盂腎炎(発熱)

下肢の痛みや痺れなどの神経症状や器質的な原因がない腰の痛みもあります。これは痛みが軽くなったり急激に痛くなったりを繰り返したり、長期間に及び持病化したりするので、腰の痛みが長時間継続する場合は早期の受診をしてください。歩行障害も引き起こされることがあります。
なお、受診する前に腰の痛み以外にどんな症状があるのか確認しておく必要があります。腎盂腎炎や子宮系の疾患が疑われる時は整形外科以外の診療科を受診しましょう。

原因

肥満体形
腰の痛みの原因も個人によってさまざまです。腰痛の原因は、日常生活の中に潜んでいると考えられます。普段から前傾(猫背)で過ごすことが多い人、椅子やソファーなどに座った時に足を組むなど無意識に行なっている行動も腰痛を引き起こす原因の1つです。長時間同じ体勢でいる、肥満気味などの人も腰痛になりやすいので気をつけなければいけません。原因が姿勢による場合は検査をしても原因が不明と診断されることがあります。

腰痛の原因となる姿勢


足を組んで座る
・普段から前傾姿勢でいる
・座った際に必ず足を組む
・長時間座りっぱなし又は立ちっぱなし
・重い荷物を高い頻度で持ち上げる
・いつも同じ肩にバッグをかける
・肥満体型
・お腹が出ている
・柔らかい布団で寝ている
このような姿勢をしていると感じたら姿勢を正す習慣をつけましょう。

2つの腰痛タイプ


腰痛には大きく2つのタイプがあります。

●パターン1:椎間板ヘルニアなど腰椎そのものに影響を及ぼすタイプ
前傾姿勢の男性
腰痛の代表的なパターンで、「ぎっくり腰(急性腰痛症)」「椎間板ヘルニア」など腰椎・周辺組織に原因があるものです。原因は、どちらも姿勢が悪いことです。普段から前傾姿勢でいる、普段から足組をして座っているなどがあります。そのうち、立っていることが辛くなったり、椅子に数分座ること辛くなります。ほかに骨粗鬆症なども併発する可能性がありますので、病院に行きましょう。ただ、ぎっくり腰は突然なります。筋肉の慢性疲労です。重い荷物を中腰で持ち上げる瞬間に激痛が走ったり、よろけただけで腰痛が発生します。今まで何ともなかったのに、ある瞬間にぎっくり腰になりますので気を付けましょう。痛みが強くても腰だけが痛む場合は安静にしていれば自然に治ることもあります。ただし、痛みが和らいできたからといって無理に動いて再発を繰り返すと、慢性腰痛の原因となる場合があります。どちらも対策として、生活習慣をよくする、姿勢を正す、適度な運動が大切だと思います。もちろん、これ以外の原因で腰が痛くなることもあります。人それぞれ原因が違いますので、心配な方は整形外科がある病院で診察したり、整体院に行ってみるなど改善するようにしましょう。
また、腰椎に影響する疾患の中には骨転移性の癌もありますので楽観視せずに必ず検査を受けましょう。

≪椎間板ヘルニアの図≫
椎間板ヘルニアの図


●パターン2:周辺の臓器や神経に由来するタイプ
胃潰瘍などの消化器系疾患、腎盂腎炎・尿管結石など泌尿器科系疾患・子宮筋腫などの婦人科系疾患などが原因と考えられます。まれに大動脈瘤など循環器科系疾患の場合もあります。このタイプの腰痛は重篤な疾病が原因の可能性があります。どんな姿勢をとっても痛みが続く、発熱がある、冷や汗が出る場合などは、すぐに整形外科か内科を受診しましょう。

内臓疾患によって起こる腰痛の原因の一つに、後腹膜と呼ばれる腹膜があります。背中側にあるこの後腹膜周辺の内臓が傷むことで、その痛みが腰まで響き腰痛を引き起こします。そんな内臓疾患によって起こる腰痛の症状はどのようなものがあるのでしょうか。すべての病気に当てはまるわけではありませんが、次のような症状を感じる場合は医師の診察を受けることをおすすめします。まず、腰を反らせたり曲げたり、いろいろな姿勢を取っても腰痛が取れない場合、内臓疾患によって痛みを感じている可能性が高いといえます。通常、腰の筋肉などが損傷して起こる腰痛は痛みを感じる場所を刺激した時と、守っているときの姿勢で傷みの具合が違うからです。また、空腹時に痛みが強かったり、逆に満腹になると傷むなど食事に関連する場合も内臓疾患の場合があります。

原因が特定できる腰痛は15%程度と少なく、大部分の人は原因不明の痛みで苦しんでいます。ほかにも、うつ状態やストレスなど精神的な疾患が腰痛の原因となるケースもあります。このタイプが発症した場合は心療内科や心因性腰痛に対応している整形外科に診てもらいましょう。心理的・社会的要因が隠れていることがありますが、痛みの事ばかり考えるために腰痛が慢性化してしまいがちです。まずは姿勢など生活習慣を見直しましょう。

予防/治療

ストレッチ
<<予防法>>
1)意識して姿勢をよくすること
2)座った姿勢では「背筋を伸ばす」「背もたれの使い方」に意識して気を付けることが大切です。
3)立った姿勢では、鏡を見て、体の左右どちらかに曲がっていないかなど調べ、自分の姿勢がどのタイプかを知ることが大切です。
4)深層部の筋肉を鍛えるためには、ストレッチや体幹トレーニングが有効です。
5)入浴することで、血流を良くし、筋肉のコリを改善し、慢性の腰痛を予防します。
6)身体を動かすこと。ストレッチ体操やウォーキングなど、腰に負担をかけず、腰回りの筋肉をほぐす運動が効果的です。
7)重い物を持ち上げる時は、決して急には持ち上げず、ゆっくりとした動作を行う事。
8)湿布やコルセットなどを利用
9)腹式呼吸で腹筋を鍛える
10)生活のリズムを整えてストレスの原因を除去するかストレスの発散方法を探します。
11)腰に良い姿勢は、重心が頭の先から足の先までまっすぐに体の中心を通っている姿勢です。ポイントは「顎を引く」「胸を軽くそらしおなかを引き締める」ことです
12)歩く時の姿勢も、「すり足」や膝が曲がった歩き方は腰痛原因となります。歩く時も姿勢良く、テンポ良く歩くようにしてください。
13)歩く姿勢が悪い原因に靴の可能性もあります。腰痛予防にはスニーカーのようにクッションがしっかりしていて、足をサポートしてくれる靴をはくようにしましょう。


<<治療法>>
腰痛の治療法として、外科的治療保存的治療があります。

● 外科的治療
手術風景
手術をして痛い部分を取り除く方法です。下半身が麻痺したり、すぐに治療を行わないと後々重大な影響が残ることが考えられる場合などは手術をするようです。

● 保存的治療
コルセット
・痛み止めや血流をよくする薬を処方する薬物療法
・筋肉を鍛え強い腰を作り背骨を守っていく運動療法
温熱治療法としては、梁薬や入浴で血流を改善
・装具を付けて腰の負担を和らげて痛みを軽くする装具治療法、、電気やレーザーを当て、痛みを和らげる方法があります。
コルセットは、身体を動かす時に生じる痛みを軽減してくれるので、即効性が高いです。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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健康チェック

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「椎間板ヘルニア」チェック

腰痛でお悩みの方!「椎間板ヘルニア」ではないですか?

腰痛に悩んでいる方、最近腰が重い感じがする方、もしかしたらそれはただの腰痛ではなく「椎間板ヘルニア」かもしれません。

妊娠中・出産後も要注意です。放っておくと治るどころか悪化してしまう可能性もある「椎間板ヘルニア」をセルフチェックしてみましょう。

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前かがみになると足がつるような感じがある

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