眠気ねむけ

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医師監修

眠気とは

眠気とは「眠い」と感じることです。
昼間の活動時間に、不意に眠くなってしまうこともあり、仕事や家事、運転している時に眠気を感じると、重大な事故を引き起こす危険性もあります。十分に注意する必要があります。

もしも眠気を感じたならば、コーヒーや緑茶など、カフェインが多く含まれている飲み物を摂取する方法がおすすめです。
また、刺激が強いガムも効果的ですから、常備しておくと便利です。さらに、時間に余裕があるならば、15分ほど睡眠を取ることによって眠気が回復するケースが多くります。特に、昼食後に眠くなることが多いので、休憩時間を上手に活用しましょう。また、夜間にたっぷり睡眠時間を確保することによって、症状を改善することができます。

症状

あくびをする女性
眠気は眠いと感じることを指します。人間には、夕方以降になると眠気が現れる性質を持っていますが、昼間にも関わらず眠気が出てしまうことが多い傾向にあるのです。

さらに、眠気は睡眠不足によって感じることが多いです。睡眠不足による症状は以下のようなものがあります。
集中力欠如・・・ミスが多くなったり、ぼーっとしてしまうことが増える
記憶力低下・・・覚えたことをすぐに忘れてしまう
思考力低下・・・すぐに気が散ったり人の話に耳が傾けられなくなる
すぐにイライラする
高血圧になる確率があがる・・・心臓の負担を解消できないため
肥満になりやすい・・・食欲がおさまらなくる
免疫力低下・・・体が弱くなり、病気やケガがおこりやすくなる
鬱病になる確率があがる・・・心を休める時間がなくなるため
口臭がひどくなる・・・唾液の分泌が少なくなる
居眠り・・・日中に強い眠気が襲ってくる
肌荒れ・・・ホルモンのバランスが崩れる
不安になりがち
子供の成長が遅れる・・・子どもは眠ることにより成長しますが、眠らないことでそれが阻害されます。

原因

日中に眠気がおこる原因にはさまざまな理由があげられますが「睡眠不足によるもの」「病気によるもの」「低血糖のよるもの」があります。

<<睡眠不足によるもの>>
・介護や育児
・看護師など職業上での勤務交代
・夜更かしを繰り返したこと
・スマートフォンの電磁波
・夜中でも遊べる施設が充実していること
・仕事の多忙化
・うつ病などを患わっていて、不安やストレスを強く感じている
・合わない枕やベッドを利用している
・喫煙、飲酒


<<病気によるもの>>
睡眠をとる女性
1)睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止することや無呼吸が5回以上繰り返される病気です。呼吸が止まることで、血液中の酸素濃度が下がったり、血圧が急上昇したりするため、さまざまな病気を引き起こすリスクが高まります。例えば、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、日中の様々な活動に影響が生じます。
睡眠時無呼吸症候群について詳しくみる

2)ナルコレプシー
ヒポクレチン(オレキシン)を作り出す神経細胞が働かなくなるためにおこる過眠症です。日中に突然強い眠気が出現して、眠り込んでしまう病気です。
・昼間の耐え難い眠気(睡眠発作)
・力が入らなくなる(情動性脱力発作(カタプレキシー) )
・金縛りにあう(睡眠麻痺)
・悪夢をみる(入眠時幻覚)

上記のような症状がある方は専門医に受診するとよいでしょう。
ナルコレプシーについて詳しくみる


<<低血糖によるもの>>
ショートケーキ
・低血糖を引き起こすメカニズム
炭水化物や糖分を摂取すると、体内で分解されてブドウ糖になり血液中に取り込まれます。この血中に取り込まれたブドウ糖を「血糖」といいます。そして血液中の血糖の値を「血糖値」といいます。血糖値が上がりすぎると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌され、血糖値が上がりすぎた状態続かないように調節しています。炭水化物や糖分を大量に摂取すると、血糖値が急激に上がる為、上がりすぎた血糖値を下げようして大量のインスリンが分泌されます(インスリンは通常、血糖値が上がりすぎないように調節しています)。インスリンの分泌が過剰になることで血糖値が下がりすぎて、低血糖を起こしてしまうのです。

・低血糖による眠気
脳はエネルギー源として、ブドウ糖を利用しています。そのため、低血糖を引き起こすと、血液を通して脳に送られるブドウ糖の量が減ります。そうすると、脳で利用できるエネルギーが減るため、脳の活動が鈍くなり、眠気などの症状を引き起こすのです。低血糖は眠気だけではなく、冷や汗や動悸、めまいなどの症状も引き起こすことがあります。また、重篤になると意識を失うこともあるので注意が必要です。


<<薬の副作用によるもの>>
薬
・副作用として眠気を引き起こす薬
いわゆる睡眠薬以外にも、副作用として眠気を引き起こす薬は多く知られています。
精神科の薬として、抗不安薬。内科で使用される薬として、咳止め・吐き気止め・痛み止め・抗不整脈薬・抗アレルギー薬・抗てんかん薬・パーキンソン病治療薬・偏頭痛治療薬・禁煙補助薬などが代表的です。特に、パーキンソン病治療薬・偏頭痛治療薬・禁煙補助薬・痛み止めの中には、「服用後車の運転は禁止」と添付文書に記載されている薬があり、処方される際には医師や薬剤師からその旨が指導されることになります。

・眠気を引き起こす仕組み
これらの薬が眠気を引き起こす仕組みは様々ですが、特に有名な抗アレルギー薬について取り上げると、抗アレルギー薬の中で抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬は、粘膜や皮膚でかゆみ物質を放出するヒスタミンと呼ばれる物質の働きを阻害することでかゆみを抑えるのですが、ヒスタミンは脳内で覚醒を促すという作用も持っているため、抗ヒスタミン薬が血流に乗って脳内で作用すると、脳内でもヒスタミンが働きにくくなり、眠気が生じると考えられています。
眠気は望ましくない副作用と考えがちですが、たとえば抗不安薬は脳の働きを全体的に抑制することで不安を抑え、安心して眠りにつけるということを目指して、わざと眠気の生じやすい抗不安薬が処方されることがあります。また蕁麻疹などの時に使用される抗ヒスタミン薬は、かゆみを抑えると同時に安らかに眠れるということで、夜の服用にわざと使用する場合もあります。

ご自身が服用される薬に眠気が生じやすいものが含まれるかどうかや、眠気は服用後どの程度の時間で出現し、どの程度の時間で解消するのか、知っておく必要があります。一般的な情報は薬の袋や薬の明細書、市販薬であれば箱や添付文書に記載されています。詳しい情報については医師や薬剤師にご確認ください。

眠気の予防/治療法

眠気が酷い場合は治療する事が必要となりますが、まずは原因を調べる事から始まります。

● 昼食後の短時間の眠気
消化後の栄養の吸収により体内活動が活発化した事による影響で出ている為、水分の十分な補給や何らかの強い刺激を自身に与える事で一時的にやり過ごす事ができます。


● 納期間際の作業中に訪れる眠気
キムチチゲ
香辛料を含む食品(唐辛子煎餅等)の味覚的な強い刺激や、冷水洗顔等の温度面の刺激、簡単な体操等で体内の血流を増加させる等、脳へ状況の変化を認識させて眠気をやり過ごす方法があります。但し、この方法を夜間の就寝前に活用してしまうと、本来の睡眠の目的である「疲労物資や過剰な活性酸素の排出」「睡眠中の頭脳のリフレッシュ」に必要な時間を削る事になります。

※ 必要な事はすべて日中に済ませてしまい、夜間はあくまでも「自分自身の回復に割り当てる」というライフスタイルの組み立てを守る事が大切です。


● 睡眠不足による眠気
居眠りする女性
眠気は「体内の疲労物質が許容量を突破し排出を必要とする状態」となって現れます。また、疲労物質は体内の活性酸素の増大に反応しますので、慢性的に続く睡眠不足の場合では、疲労物質の体外排出が上手く行かなくなり、様々な悪影響となって現れてきます。睡眠不足の場合の影響は、「集中力が続かなくなる」、「思考力と記憶力の低下」という主に頭脳の機能の低下と、「冷静さの欠如、鬱病の抵抗力低下」という心理面、「食欲増大による肥満の加速、血圧の増加、居眠りの頻発、肌荒れ」等、肉体面の全てにおいて大きな影響を与えてしまいます。居眠りをしてしまう事が多い場合は主に生活習慣、特に夜間の暮らし方に原因がある事が多い為、改善には十分な睡眠時間を確保できるレベルまで、日常生活の流れを調整する必要があります。
また、エゾウコギのエキスを凝縮させたサプリメントや栄養剤の服用で睡眠が改善できることもあるのです。栄養剤には覚醒作用が含まれているために、眠気が一気に覚めると言う事もあって非常に効果的です。


● 病気による眠気
薬を使用して行う治療方法もあります。強制的に睡眠を促すためにあまり体には良くないために、最終治療として行われます。

● 虫歯の痛みや怪我の治療による睡眠不足の眠気
歯痛を抱える女性
十分な睡眠を取ることが出来ない明確な理由が存在する場合では、この問題の解消として鎮痛剤と睡眠薬の両方が処方される場合があります。しかし、薬剤を使用して強制的に睡眠状態へ誘導する事から、普段の睡眠を取った場合よりも副作用等で寝覚めに疲労感を残す事が多いです。鎮痛剤だけで対処できる場合は、なるべく睡眠薬の使用は避けた方が良いでしょう。1日の内、3分の1の時間を使う貴重な回復の時間を、より効果の高いものにする為には「質の良い睡眠」を取り、日中の活動に万全な状態な状態で臨む事が大事です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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